EZチャンネル
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EZチャンネル(イージーチャンネル)は、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話が提供していた、携帯電話向け動画コンテンツ配信サービス。
概要
2003年11月28日、CDMA 1X WINと同時にサービス開始された[1]。WINの高速通信・定額料金を活かした最大3MBのコンテンツが利用できる[1]。動画・静止画・音楽・文字情報などを組み合わせたSMILフォーマットにより配信される[1][2]。ユーザーがあらかじめ番組表から観たい番組を利用登録しておくと、深夜から早朝にかけて自動的にダウンロードされる仕組みとなっている[1][2][3]。利用登録できるコンテンツは1端末につき3番組までである[2][3]。番組によって視聴期間か再生回数が定められており、それを超えると再生できなくなる[3][4]。新しい番組がダウンロードされると古い版は自動的に上書きされるが、番組によってはユーザーの操作により保存することが可能である[2][4]。
ストリーミングとは違いデータは端末内に保存されるため、圏外時でも利用可能であり[2]、再生時にパケット通信は発生しないが、容量が非常に莫大となるため、利用する場合はパケット定額サービス(ダブル定額)の契約が推奨されている[3]。
スマートフォンやWi-Fiの普及に伴い、2012年9月30日をもってサービスを終了した[5][6][7]。
2006年9月にはEZチャンネルの改良版にあたる「EZチャンネルプラス」が開始されるが[8]、こちらも2012年5月31日をもってサービス終了している[5][6][7]。