ブラック・サバス

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox Musician ブラック・サバスBlack Sabbath)は、イギリスヘヴィメタルバンド1969年バーミンガムで結成され、幾度ものメンバーチェンジを経ながら40年近くに渡って活動した。現在でも多くのハードロック・ヘヴィメタルファンはもちろん、ヘヴィロックグランジなどの界隈からも根強い人気を誇っている。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第85位。

来歴

ジャズブルースを基調とし、「人を怖がらせる音楽を作る」というコンセプトで作られた音楽性は、後のヘヴィメタルに多大な影響を与えた。その怪奇的なイメージで度々黒魔術悪魔と結び付けられ、ギタリストのトニー・アイオミがアメリカ・ツアーの最中、狂信者に楽屋で刃物を突きつけられたという危険なエピソードもある。結成当初からメンバー内の交流も公私共に良好で、ビル・ワードのエッセイ・『若き安息日』には「女風呂を必死にのぞこうとするトニー。その尻を持ち上げるオジー。それを心配そうに見守るギーザー。あの瞬間、俺達は初めてのセッションをした」との記述も残されている。

結成はオジー・オズボーンが新聞紙に新バンド結成のためのメンバー募集の公告を出したことによる。

バンド名は、ベーシストギーザー・バトラーが、1964年に公開されたマリオ・バーヴァホラー映画『BLACK SABBATH』(邦題『ブラック・サバス/恐怖!三つの顔』)から取って命名した。その映画の公開時、映画館には長蛇の列が出来ていたことから、「人間は恐怖を求める」という着想を得た、と本人は語っている。また、デビューアルバム『Black Sabbath』(邦題『黒い安息日』)も、1970年2月の"13日の金曜日"という曰くつきの日付にリリースされた。

結成時のボーカリストはオズボーンだったが、1979年に脱退。後任としてレインボーのボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオが加入した。その後、イアン・ギラングレン・ヒューズなど、ディープ・パープルの歴代シンガーがボーカルを担当していた。1987年以降はトニー・マーティン、1992年から1993年にかけて一時的にディオが復帰している。1997年にはオリジナル・メンバーで復活を果たし、数年間ツアー活動を行ったが、ライブ・アルバムをリリースしただけで、新しいスタジオ・アルバムは発表されていない。

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1999年12月19日に行われたオリジナルメンバーによる再結成ライブ

2007年にアルバム『悪魔の掟』の編成(ロニー・ジェームズ・ディオ、ヴィニー・アピス、ギーザー・バトラー、トニー・アイオミ)でツアーを行うと発表された。ただし、ブラック・サバス名義ではなくヘヴン・アンド・ヘルというバンド名で行われる。これは、オリジナル・メンバーでの再結成の時にオリジナル・メンバー以外の面子ではブラック・サバスとは名乗らないと宣言しているためである。

2011年11月11日11時11分、オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードのオリジナル・メンバーで再結成することを会見で発表した。しかしながら、ビルが契約の内容に不満を持ち、後に、再結成に参加しないと表明する。今後のライブは、代役を迎えての活動となる。

2013年リック・ルービンプロデュースによる新アルバム『13』をリリース。デビューから43年目にして初めて全英アルバムチャート1位とBillboard 200チャート1位を獲得した(アメリカでの初週売上枚数は15万5000枚)[1]

影響

ブラック・サバスはその革新的な音楽により後続に大きな影響を与えた。日本ではアルバムがさほど売れなかったが、アメリカではオジー・オズボーンのソロでの成功もあり、日本人の想像を絶する人気が今でもあり、HR/HMの歴史上最も重要なアーティストを決める投票でレッド・ツェッペリンに次いで2位に入ったこともあるほどである。日本ではロード・ウォリアーズの入場曲となった「アイアン・マン」「パラノイド」、「ダイ・ヤング」が特に有名。

その影響力は、直系のハードロックヘヴィメタルに留まらず、ブラック・フラッグなどのハードコア・パンクニルヴァーナなどのグランジブラックメタルドゥームメタル(ストーナーロックやスラッジメタルも含む)といった新ジャンルにおいても、その源流として扱われることが多い。J-POPにおいても、ももいろクローバーZがブラック・サバスへのオマージュとして「黒い週末」という作品を発表。オジー・オズボーンの主催する『オズフェスト』にも参加し同曲を披露した。

メンバー

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トニー・アイオミ(左)とオジー・オズボーン(1973年1月29日

サポート・メンバー

元メンバー

ボーカル
ベース
ドラムス
キーボード

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

ライヴ・アルバム

コンピレーション・アルバム

脚注

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外部リンク

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