飯森広一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
60億のシラミから転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:Sidebar with collapsible lists 飯森 広一(いいもり こういち、1949年7月4日 - 2008年5月14日)は、日本漫画家鎌倉学園高等学校専修大学卒業。

宮崎県児湯郡西米良村生まれ。都城市育ち。動物漫画を主に描く漫画家で、代表作は『レース鳩0777』など。晩年は活動をほぼ休止していた。

作品

  • 盲導犬プロメテウス(全3巻) - 小学館 少年ビッグコミック
    盲導犬としての訓練を受けるプロメテウスの成長と、見習い訓練士、盲人の少年が犬を通じて成長を描く。
  • アイン(全6巻) - 小学館 少年ビッグコミック
    「合成GABA」の投薬実験で驚異的な頭脳を得たチンパンジー、アイン。アインを取り巻く薬品開発者たちや、アインを政治的に利用しようとする者たち。アインという存在を通して、人類や科学の矛盾、問題点を描く。石油エネルギーに替わるエネルギーを検討する会議で安易に原子力に頼ろうとする有識者に、バイオ燃料の可能性を提示し、もっと検討を行うよう警鐘を述べるシーンがある。
  • これから動物園 - 小学館 てんとう虫コミックス
  • レース鳩0777(全14巻) - 秋田書店 少年チャンピオンコミックス
  • 60億のシラミ(全5巻) - 秋田書店 少年チャンピオンコミックス
    地球が氷河期に入るという予測に対応する人類を描く。「第一部」のみで終了(事実上の打ち切り)。飯森作品としてはハードな内容で、特殊警備組織NSP(New Super Police=“新撰組”。明言はされないが、おそらく国家警察)が日本政府により設置されている。またこれもおそらく政府により、北海道で強制労働が行なわれていることを示唆する描写もある。拳銃を始めとする武器・兵器の解説も度々行なわれる。
  • 家族動物園(全1巻) - 朝日ソノラマ サンコミックス
  • ぼくの動物園日記(全6巻) - 集英社 ジャンプ・コミックス
    西山登志雄が、上野動物園で飼育係をしていた頃をモデルとして描く。巻末の解説は西山が執筆。
  • トンキー物語-ぽるぷ出版 ほるぷ平和漫画シリーズ
    表題作のほかに、ぼくの動物園日記より抜粋して収録。
  • 日本動物記 (全2巻)- 小学館 てんとう虫コミックス
  • 希望の伝説(全3巻) - 秋田書店 少年チャンピオンコミックス
  • 動物漫画シリーズ傑作選(全3巻) - 集英社 ジャンプ・コミックス
    巻末の解説を西山登志雄が執筆している。
    1. ああ北極の犬たちよ
      表題作は、植村直己の犬ぞりを操った人類史上初の北極点単独行を描く。
    2. ぼくのシマイヌ
    3. 天塩の人食い
  • 超星人ダイダル - 小学館 小学五年生 1978年12月号から1979年2月号連載
  • 走れ!ゴロー - 小学館 小学五年生 1984年6月号から1985年2月号連載
  • 荒野にほえろ!! - 小学館 小学五年生 1985年6月号から8月号連載

アシスタント

関連項目

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

  • まつなが陽一 « 寄席描き展