高山国府バイパス

テンプレート:Ja Route Sign 高山国府バイパス（たかやまこくふバイパス）は、岐阜県高山市冬頭町から同市国府町金桶に至る国道41号のバイパス道路である。 テンプレート:-

概要

国道41号現道から中部縦貫自動車道高山ICまでのアクセス道路として2007年（平成19年）までに起点側の1.3 kmが暫定2車線で部分開通した。その後、2013年（平成25年）9月22日に全線開通し、一部を暫定2車線、一部を完成2車線で供用を開始した。これにより、現道の交通量が7割減少する見込みで、バイパス道路の利用により高山市から飛騨市への所要時間が9分短縮して両市間が約20分で結ばれ、主に飛騨市方面から高山市内の24時間体制の救急医療施設への30分圏内人口が1万人増加する見込みである。

高山市冬頭町 - 同市上切町の1工区は4車線、同市上切町 - 同市国府町金桶までの2工区は2車線の設計で、現在暫定2車線で開通している1工区の4車線化については、2016年度の完成を目指す。岐阜県道73号高山清見線・岐阜県道457号名張上切線との交点である上切町交差点附近の上切高架橋から終点までの5.125 kmは自動車専用道路に指定されている。

路線データ

• 起点 : 岐阜県高山市冬頭町
• 終点 : 岐阜県高山市国府町金桶
• 路線延長 : 6.3km
• 車線幅員 : 3.5m
• 設計速度 : 80km/h

1工区（高山市冬頭町 - 高山市上切町）

• 路線延長 : 2.1 km
• 道路規格 : 第3種第1級
• 道路幅員 : 27.0 m （一部22.0 m）
• 車線数 : 暫定2車線（完成4車線）

2工区（高山市上切町 - 高山市国府町金桶）

• 路線延長 : 4.2 km
• 道路規格 : 第1種第3級
• 道路幅員 : 10.5m （トンネル部 : 9.5m）
• 車線数 : 完成2車線

歴史

• 1992年1月17日 : 都市計画決定
• 1993年度 : 1工区（L=2.1km）事業化
• 1996年度 : 2工区（L=4.2km）事業化
• 1997年度 : 用地買収に着手
• 1999年度 : 着工
• 2004年11月27日 : 高山市冬頭町 - 岐阜県道73号高山清見線交差点 間（L=1.0km）開通。（暫定2車線）
• 2008年8月 : 高山国府トンネルの着工開始
• 2007年9月29日 : 岐阜県道73号高山清見線交差点 - 高山IC間（L=0.3km)）開通。（暫定2車線）
• 2013年9月22日 : 高山IC - 国道41号交差点 間 （L=4.2km)）開通に伴い全線開通。（暫定2車線）

路線状況

道路施設

トンネル

高山国府トンネル

高山国府トンネル（たかやまこくふトンネル）は、本坑延長 3,259m、避難坑延長 3,265mの2本で構成される。

終点側からは2008年（平成20年）8月18日に、起点側からは2009年5月にそれぞれ掘削を開始し、2010年（平成22年）7月26日に貫通式が執り行われた。トンネルの設計にあたっては「建設技術センター」と、「日本技術開発（現・EJビジネス・パートナーズ）」が、施工は鹿島建設が担当、掘削は「新オーストリアトンネル工法（NATM工法）」による。

地理

交差する道路

• 国道41号現道 : 冬頭町交差点
• 岐阜県道73号高山清見線 : 冬頭町西交差点 - 上切町交差点で重複
• 岐阜県道457号名張上切線 : 上切町交差点
• 中部縦貫自動車道 : 高山IC）
• 国道41号国府バイパス : 金桶橋西交差点

関連項目

• 日本のバイパス道路一覧
• 中部地方の道路一覧

外部リンク

• 国土交通省 中部地方整備局 高山国道事務所
• 国土交通省 中部地方整備局 高山国道事務所（IR）

テンプレート:国道41号