飯豊町
テンプレート:Infobox 飯豊町(いいでまち)は、山形県の南部にある人口約8千人の町。「日本で最も美しい村連合」の一つ。
目次
地理
人口
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い以下の4村が成立。
- 1892年(明治25年)6月21日 - 豊川村大字松原が添川村に編入。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 豊原村、添川村、豊川村が合併し、飯豊村となる。
- 1958年(昭和33年)9月1日 - 飯豊村が中津川村を編入・町制施行して飯豊町となる。
行政
- 町長 後藤幸平 平成20年11月より現職(7代目)
- 副町長 嶋貫吉晴 平成25年4月より現職
- 議長 中村仁一 平成25年8月より現職
- 歴代町長
- 初代 金子春次 (昭和33年11月 - 昭和37年8月)
- 2代 小松泰次郎 (昭和37年9月 - 昭和40年3月)
- 3代 須貝一郎 (昭和40年4月 - 昭和44年2月)
- 4代 樋口儉三 (昭和44年3月 - 昭和59年10月)
- 5代 渡部孝吉 (昭和59年11月 - 平成12年10月)
- 6代 齋藤正三郎 (平成12年11月 - 平成20年10月)
財政
- 平成18年度
- 財政力指数 0.22 (全国市町村平均 0.53 山形県市町村平均0.36)
- 実質公債費比率 18.9% (全国市町村平均 15.1)
- 標準財政規模 36億8100万円
- 一般会計歳入 52億5800万円
- 一般会計歳出 49億4900万円
- 人口一人当たり人件費・物件費等決算額 19万6782円 (全国市町村平均 11万6701円)支出が多すぎる
- 人口一人当たり職員数 13.14人 (全国市町村平均 7.82人) 職員数が過剰
- ラスパイレス指数 95.5 (全国市町村平均 93.9)
- 人口一人当たり人件費決算額 12万9024円 (類似団体平均 10万5300円)
- 経常収支比率 88.3%
- 地方債等の残高
- 1普通会計分の地方債現在高 84億5300万円
- 2特別会計分の地方債(企業債)現在高 48億7200万円
- 3関係する一部事務組合分の地方債(企業債)現在高 4億5675万円 + 239億4000万円(2市2町負担合計)
- 置賜広域病院組合分 239億4000万円 (負担割合不明)
- 置賜広域行政事務組合分 79億5300万円 (負担割合 4.0%)→3億1812万円
- 西置行政組合分 11億1800万円 (負担金割合 12.4%)→1億3863万円
- 置賜広域病院組合は長井市、南陽市、飯豊町、川西町の2市2町で共同の運営 239億4000万円についても2市2町分担して返済していく
- 4第3セクター等の債務保証等による債務残高 8600万円
- 地方債等の合計 138億6700万円 (広域病院組合分の239億4000万円は除いた数字)
- 町民一人当たりの地方債等残高 159万8133円 (連結会計、広域病院分債務は除いた数字)
- 町民一人当たり地方債残高 153万5669円 (普通会計分 + 特別会計分に限定した数字)
- 公立病院債務については病院特例債などを活用するものと思われる 2市2町にとって広域病院経営問題は財政的に大きな問題とおもわれる
産業
- 一次産業就業者数863人
- 二次産業就業者数2,072人
- 三次産業就業者数1,822人
- (国勢調査による)
どぶろく特区の認定を受け、がまの湯温泉「いいで旅館」、㈱緑のふるさと公社(「白川温泉いいで白川荘」「ホテルフォレストいいで」)で製造・飲用が可能になった。町内では「どぶろくケーキ」「どぶろくまんじゅう」「どぶろくもなか」「どぶろくソフトクリーム」なども商品化されている。
また、米沢牛の8割が本町から出荷されている。体脂肪率を計測し、基準を超えた牛のみを米沢牛というブランド品にして出荷している。「飯豊牛」と「米沢牛」とは同じ農家の人々が育てている同じ牛である。
郵便局
- 萩生郵便局(集配局)
- 手ノ子郵便局(集配局)
- 中津川郵便局(集配局)
- 添川郵便局
- 椿簡易郵便局
- 高峰簡易郵便局
金融機関
姉妹都市
- 姉妹都市
- 飯豊町中地区子ども会育成会役員と南房総市(旧千倉町)七浦小子供会育成会の役員が相互訪問したのが始まりである。本町第一小学校5年生と南房総市の七浦小学校5年生とが毎年交歓会をしている。
- 友好都市
- 飯豊町中津川地区と山村留学がきっかけで、山村留学受入れが終わった今でも、11月に開催される桶川全国ふるさと祭りをはじめ、相互の交流が続いている。
教育
- 高等学校
- 山形県立置賜農業高等学校飯豊分校(平成25年3月川西町の置賜農業高等学校本校に統合)
- 中学校(1校)
- 飯豊町立飯豊中学校
- 飯豊町立中津川中学校(平成25年3月飯豊中に統合)
- 小学校(4校)
- 飯豊町立第一小学校
- 飯豊町立第二小学校
- 飯豊町立添川小学校
- 飯豊町立手ノ子小学校
- 飯豊町立中津川小学校(平成25年3月手ノ子小学校に統合)
交通
空港
鉄道路線
テンプレート:Triple image 町内には東日本旅客鉄道(JR東日本)米坂線が走っており、萩生駅、羽前椿駅、手ノ子駅がある。このうち町の中心部に最も近いのが羽前椿駅。町観光協会が併設し、簡易委託駅となっている。 観光協会職員が切符の販売をし、新幹線の指定席予約まですべての業務をこなしている。電話予約もすべて可能である。
バス
- 路線バス
- 都市間バス
道路
- 一般県道
- 山形県道250号椿川西線
- 山形県道251号椿長井線
- 山形県道256号萩生九野本線
- 山形県道257号中時庭線
- 山形県道258号萩生黒沢線
- 山形県道378号岳谷上屋地線
- 飯豊檜枝岐線
- 平成25年6月15日開通(同年7月17日の集中豪雨にて福島県山都町川入地区の一部が崩落。現在通行止め)
観光
観光協会
JR東日本米坂線羽前椿駅に併設し、簡易委託業務を受託。 町内外の観光案内、台湾をはじめとしたインバウンドツーリズム誘客やインターネット生中継放送「方言全開!いいでいいかんじにTV」など先進的な視野で観光客を誘致している。 また、飯豊山登山道調査を職員自ら行い、多くの登山者の問い合わせに対応できるよう努力している。
観光地
- どんでん平ゆり園 - 東日本最大級の園。多品種50万本以上のゆりが咲き誇る。見頃は7月上旬。
どんでん平の由来はどんと転んでで、でんと尻をつく丘がある事から。
- 観光わらび園 - 県内でも最大級の作付け面積。町内中津川地区に6ヶ所ある。
- 道の駅いいで・めざみの里観光物産館 - 東北地区内で最大級の道の駅である。
- 飯豊山 - 飯豊山地の標高2,105.1 mの山である。町内からは大日杉登山口より入山が可能。東北でも上級登山コースである。年間約800人以上の登山者が訪れ、県を跨いで縦走する登山者も多い。
- 小白川天狗山 - 栃木県古峯神社の奥の院。大きな赤い鳥居が出迎える。海抜650m、西山中腹に天狗の鼻のように突き出た岩山の形をしている。
- 源流の森センター - 中津川地区にあり、自然に触れ合う事を目的とし、焼き物、工作、アスレチック等の体験ができる。
- 湯ノ沢間欠泉 - 日本でも有数の炭酸間欠泉。休憩、宿泊可。間欠泉のある露天は混浴、内風呂は男女別となっている。宿までの道中は一部未舗装1車線幅のヶ所があるため注意が必要。
- 飯豊公園 - 山形県桜回廊の一翼を担い、春になると見事な桜の木々がJR米坂線の車窓からも見える。飯豊中学校の旧グランド、置賜農業高校飯豊分校の桜も見事である。
- 農家レストラン エルベ - 地元の食材にこだわわり、スパゲッティやピッツァを中心とした本格イタリアン。前庭にはハーブが園が広がる。
- ホテルフォレストいいで - キャンプ場、コテージが隣接。白川湖、飯豊山を一望できるビューポイント。
- いいで天文台 - 18年10月に完成。中部地区公民館の敷地内に設置され、専門指導員による天体観望が可能。
- 散居集落の風景 - 眺望スポットは5箇所ある。中地区の「中村観音堂北側の展望台」、萩生地区の「どんでん平ゆり園の展望台」、椿地区は「飯豊公園」とその西山にある「高寺山展望台」、添川地区の「眺め山牧場展望台」である。散居農村を見るなら最初の2箇所、小国町を除く置賜7市町を一望するなら3箇所目、夜景を見るなら最後のスポットがよい。
- 映画「蕨野考」の撮影ロケ地(中津川地区)
温泉
町内には4つの温泉がある。がまの湯温泉・いいで旅館、添川温泉・しらさぎ荘、白川温泉・白川荘、そして秘湯湯ノ沢間欠泉・湯の華である。
祭事・催事
- 白川ダムSNOWえっぐフェスティバル - 真夏に中津川で行われる雪祭り。雪室からとりだした雪で真夏の雪遊びができる。イベント終盤の打上げ花火も見物。
- 椿念仏踊り - 町無形文化財指定。毎年8月14日に椿地区内の6~8箇所で五穀豊穣、無病息災を祈願し人々が踊る。
- 町内には各地区に「獅子祭り」がある。期間は8月14日~19日にかけて。本町内における「獅子祭り」はすべて「むかで獅子」であり、警固と獅子の力比べが見所であり、観客も拳に力が入る。
- めざみの里祭り 毎年9月初めの土曜日。平成18年度は9月2日 町民総合センター「あ~す」にて開催されるお祭り。盛大な輪踊りが開催される。日中も様々なイベントが催される。「めざみ音頭」は寺内タケシ氏によるもの。
出身有名人
- 佐藤長英 - サッカー選手。元日本代表、山形県初のJリーガー。
- 浜博也 - 歌手。主に歌謡曲。
ゆかりのある人物
- 樋口家の子孫 - 直江兼続(樋口与六)の末弟与八の子孫が添川と椿に在住
脚注
外部リンク
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- ↑ 飯豊町指定金融機関等事務取扱規程 - 飯豊町
- ↑ [1] 社会福祉法人 飯豊町社会福祉協議会 飯豊町デマンド交通システム ほほえみカー