阿蘇 惟郷(あそ これさと、生年不詳 - 文明2年6月12日(1470年7月10日))は室町時代前期の武将。阿蘇氏の第12代当主。第11代当主・阿蘇惟村の子。
生涯
応永13年(1406年)5月、父・惟村から家督を譲られて当主となった。惟村は同年に死去し、名実共に当主となった惟郷は九州探題の渋川満頼や将軍足利義持から大宮司職や神官職を安堵されている。1431年3月には阿蘇社の規則などを定め、同年6月には子の惟忠に家督を譲っている。しかし晩年は、従兄弟の惟政とその子・惟兼との対立で苦しんだと言われている。
参考文献
- 熊本日日新聞編纂・発行『熊本県大百科事典』、1982年、19頁
- 阿蘇惟之編『阿蘇神社』学生社、2007年
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