道庁所在地
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道庁所在地(どうちょうしょざいち)とは、道庁が置かれている都市のこと。
地方自治において、2008年現在「道」(どう)という行政区画の名称を用いているのは漢字圏では日本国・大韓民国(韓国)・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)である。非漢字圏の国々では翻訳に於いても用いない。
日本の北海道、および韓国の各道には道庁があり、道庁所在地と呼ばれる都市(ただし、忠清南道と全羅南道は都市に道庁は置かれていない。)が存在するが、北朝鮮の場合、道庁にあたる機関は道人民委員会と呼ばれるため、厳密には「道庁所在地」という言葉は用いられない。ただし、便宜的に北朝鮮の道人民委員会の所在都市を道庁所在地と呼ぶことがある。
- 北海道庁の道庁所在地に関しては、北海道庁、都道府県庁所在地、札幌市などを参照。
- 大韓民国の道庁所在地に関しては、大韓民国の地方行政区画、朝鮮八道を参照。
- 朝鮮民主主義人民共和国の地方行政に関しては、朝鮮民主主義人民共和国の地方行政区画を参照。
なお、日本の道州制論議の際に、サブナショナル級の行政区画の単位を「道」に統一する場合や「州」と「道」を混在させる場合で、「道」の行政府を「道庁」と言う論者が居り[1]、「道庁」が置かれる都市を「道庁所在地」と便宜的に言うことがある。