西園寺一晃
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テンプレート:存命人物の出典明記 西園寺 一晃(さいおんじ かずてる、1942年 - )は東京市生まれの研究者、フリーランスジャーナリスト。工学院大学孔子学院院長(2013年3月)。元総理大臣で最後の元老として知られる西園寺公望の曾孫にあたる。
来歴・人物
椙山女学園大学客員教授、AAN研究員、北京大学在外研究員など歴任。学歴は北京大学経済学部卒業。
西園寺公一の長男として生まれる。1958年、一家で中国に移住。10年間を北京市で過ごす。1966年、北京大学経済学部政治経済科卒業後、朝日新聞社に入社。調査研究室に勤務。
中国滞在中は文化大革命に遭遇し、帰国後に文革を肯定的に描いた『青春の北京』を執筆した。
定年後は日本中国友好協会全国本部参与、東京都日中友好協会副会長、北京大学日本研究センター在外研究員、椙山女学園大学客員教授。
著書
- 『青春の北京 北京留学の十年』(1971年、中央公論社)のち文庫
- 『中国辺境をゆく』(日本交通公社出版事業局、1982年、のち旺文社文庫)
- 『鄧穎超—妻として同志として』(1999年、潮出版社)
- 『「周恩来と池田大作」の一期一会』潮出版社 2012
共著など
- 監修
- 南開大学周恩来研究センター『周恩来と池田大作』王永祥編 周恩来・鄧穎超研究会訳 監修/2002年、朝日ソノラマ)
参考
- 紀伊國屋書店ブックウェブ:[1]