茂木駅
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茂木駅(もてぎえき)は、栃木県芳賀郡茂木町にある真岡鐵道真岡線の駅である。真岡線の終点であり、「SLもおか」の終点でもある。栃木県の最東端の駅。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅で有人駅。構内には蒸気機関車用の電動式転車台がある。
夜間滞泊も設定されている。
利用状況
2012年度の一日平均乗車人員は376人である。 近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均乗車人員 |
2007 | 383 |
2008 | 381 |
2009 | 370 |
2010 | 377 |
2011 | 385 |
2012 | 376 |
駅周辺
- 茂木町役場
- 茂木郵便局
- 栃木県道109号茂木停車場線:茂木駅前から国道123号茂木バイパスまでを連絡。
- 栃木県道27号那須黒羽茂木線:茂木駅入口交差点から北に延び、突き当たりの大町交差点からはさらに東方向へ延びる。旧国道123号のルートに当たる。
- 国道294号(旧道)
- 道の駅もてぎ
- ツインリンクもてぎ : JRバスで約20分。
- 栃木県立茂木高等学校
茂木駅からはさらに、第38号「茨城県水戸ヨリ阿野沢ヲ経テ東野付近ニ至ル鉄道及阿野沢ヨリ分岐シテ栃木県茂木ニ至ル鉄道」を計画していた。茂木 - 長倉宿の国鉄長倉線として建設され、河井村(現茂木町)まで路盤は完工したが、開業しなかった。現在でも跡地が残っている。また、水戸寄りでは茨城交通茨城線が開業したが、後に廃止。
歴史
- 1920年(大正9年)12月15日 : 国有鉄道の駅として開業。
- 1934年(昭和9年)8月1日 : 省営自動車常野線(烏山-茂木間)運輸営業開始[1][2]
- 1935年(昭和10年)8月1日 : 省営自動車常野線(茂木-御前山(茨城鉄道)間)運輸営業開始[3]
- 1937年(昭和12年)3月31日 : 省営自動車茂木線(茂木-宇都宮間)運輸営業開始[4]
- 1987年(昭和62年)4月1日 : 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)に継承。
- 1988年(昭和63年)4月11日 : 真岡鐵道に転換。
バス路線
駅前に茂木バス停留所があり、JRバス関東(宇都宮支店)が乗り入れ芳賀町・宇都宮市方面への連絡を担っている。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
水都西線 | 市塙駅入口、芳賀バスターミナル、JR宇都宮駅、東武駅前 | 作新学院前 | JRバス関東(宇都宮支店) | ||
ツインリンクもてぎ | 不定期運行(レース開催日などに運行) |
- ツインリンクもてぎからは、茨城交通が水戸駅行きの路線バスを土曜・日曜・祝日に運行している。
- 茂木町営バス路線が茂木駅に乗り入れ町内各地区への連絡を担っていたが、町営公共交通のデマンドタクシー「茂木町デマンドタクシーめぐるくん」への移行に伴い2011年9月30日限りで廃止された[5]。
- 東野交通の東京駅・浜松町バスターミナル行の高速バスが運行されていたが、2007年3月31日に廃止された。
隣の駅
- 真岡鐵道
- 真岡線
- 天矢場駅 - 茂木駅
脚注
関連項目
テンプレート:真岡鐵道真岡線- ↑ 「鉄道省告示第335号」『官報』1934年7月24日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 『全国乗合自動車総覧』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
- ↑ 「鉄道省告示第283号」『官報』1935年7月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「鉄道省告示第94号」『官報』1937年3月31日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 町営バスの運行が終了しました - 茂木町役場ホームページ 2011年12月24日閲覧。