紀元前46年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Yearbox 紀元前46年は、ローマ暦の最後の年である。暦の調整のため、445日間あった。この年にユリウス暦が導入されたが、適用されたのは紀元前45年からである。
できごと
ローマ
- 1月4日 - ルスピナの戦いでティトゥス・ラビエヌスがユリウス・カエサルを破った。
- 4月6日 - タプススの戦いでユリウス・カエサル軍が元老院派軍に勝利。
- 4月 - カエサルはマルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシスが守備するウティカを攻撃。カトが自殺。
- 4月 - 元老院派のクィントゥス・カエキリウス・メテッルス・ピウス・スキピオ・ナシカなどが敗死。
- 9月26日 - ファルサルスの戦いでの誓いを果たすため、彼の神話上の祖先ウェヌス・ゲネトリクスに神殿を奉じた。
- 11月 - 抵抗運動の発生を抑えるため、ヒスパニアに向かった。
- カエサルがローマ暦を修正し、ユリウス暦を作った。過渡期のこの年は、調整のため455日となった。1582年にグレゴリオ暦ができるまで、西洋では1600年以上も標準的な暦として使われた。
- カエサルは甥のオクタウィアヌスを後継者として指名した。
- ウェルキンゲトリクスが処刑されると、カエサルはガリアでの勝利を祝った。
ヌミディア
誕生
死去
- マルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシス、ローマの政治家(* 紀元前95年頃)
- クィントゥス・カエキリウス・メテッルス・ピウス・スキピオ・ナシカ、ローマの政治家(* 紀元前100年/紀元前98年)
- ユバ1世、ヌミディア王(* 紀元前85年頃)
- ウェルキンゲトリクス、アルウェルニ族の族長(* 紀元前72年頃)