紀ノ国屋
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テンプレート:表記揺れ案内 テンプレート:Infobox 紀ノ国屋(きのくにや、英文:Kinokuniya)は、東京都を拠点とする高級スーパーマーケットチェーンである。東日本旅客鉄道(JR東日本)の完全子会社である株式会社紀ノ國屋によって運営されている。
概要
1953年(昭和28年)、東京・青山に、対面販売ではなくセルフサービス方式による日本で初めての食料品スーパーマーケットを開業したことで知られる[1]。チーズの空輸、ジュースの自動販売機の設置、高級アイスクリームの販売など、各時代で常に先駆け的な商品展開を行った。
2010年(平成22年)3月までは、運営会社は1社ではなく、
- 株式会社紀ノ國屋(本社・東京都港区北青山、13店舗運営)
- 株式会社紀ノ国屋[2](本店・東京都世田谷区等々力、等々力店1店舗と1工場運営)
- 株式会社紀ノ国屋フードセンター(本社・東京都三鷹市下連雀、三鷹店など3店舗と1工場運営)
の3社であった。
2010年4月1日をもって、グループ3社が合併し、(新)株式会社紀ノ國屋となった上で、JR東日本が全株式を取得して完全子会社となった[3]。JR東日本は、自社グループの駅ビル・駅ナカ店舗に紀ノ國屋店舗網を拡大する計画である[4]。
なお、書籍販売・出版業の紀伊國屋書店とは、歴史的にも資本的にも関係はない。
沿革
- 1910年(明治43年) - 青果店として創業。
- 1948年(昭和23年)1月 - 株式会社紀ノ國屋(本社・東京都港区)を設立。
- 1953年(昭和28年)11月 - 東京の青山で、日本初のスーパーマーケット(青山店)を開業。
- 1973年(昭和48年)8月 - 株式会社紀ノ国屋フードセンターを設立。
- 1975年(昭和50年)8月 - 株式会社紀ノ国屋(本社・東京都世田谷区)を設立。
- 2003年(平成15年) - 再開発のため、インターナショナル(青山店)の土地を株式会社ダイショウ・ティーディーエーに売却。
- 2004年(平成16年)4月 - インターナショナル(青山店)が閉店し、南青山の仮店舗に移転[5]。
- 2006年(平成18年)7月 - 株式会社紀ノ國屋と株式会社高島屋が包括業務提携。新宿店をはじめとする高島屋の地下食料品売場への出店検討を明らかにする[6]。
- 2008年(平成20年)11月 - インターナショナル(青山店)が、旧店舗跡地に建設された商業施設「Ao」の地下1階で営業再開[7]。
- 2010年(平成22年)4月 - 株式会社紀ノ國屋、株式会社紀ノ国屋、株式会社紀ノ国屋フードセンターの3社が合併した上で、創業家などからJR東日本が買収して完全子会社化[3]。
店舗
詳細は公式サイト「紀ノ国屋店舗情報」を参照。
紀ノ国屋
- インターナショナル(青山店、東京都港区北青山3-11-7 AOビルB1F)- 登記上の本店所在地(本社)でもある。
- 国立店(東京都国立市中 1-16-1)
- 等々力店 (東京都世田谷区等々力7-18-1)
- 吉祥寺店(東京都武蔵野市吉祥寺本町3-7-3)
- 鎌倉店(神奈川県鎌倉市御成町15-3)
- 新宿高島屋店(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 高島屋新宿店地下1階食料品フロア)
OMO KINOKUNIYA
KINOKUNIYA entrée
- 平塚ラスカ店
- エキュート立川店(2007年10月5日に2店オープン)
- 赤坂Bizタワー店
- 羽田店
- グランスタダイニング店
- エキュート上野店
- ディラ三鷹店
- ルミネ有楽町店(2011年10月28日)にオープン
閉店した店舗
- 千歳船橋店(現・オオゼキ千歳船橋店)
- 軽井沢店(紀ノ国屋リゾート、夏期のみ営業)
- センター南店
- 青葉台店
- 渋谷店
脚注
外部リンク
テンプレート:JR東日本- ↑ テンプレート:PDFlink - 公益財団法人ハイライフ研究所 2011年3月 p17
- ↑ 「国」が新字体である。
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 紀ノ国屋インター、仮店舗オープンは4月14日 - シブヤ経済新聞 2004年03月24日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 株式会社髙島屋・プレスリリース 2006年7月25日
- ↑ 紀ノ国屋インターナショナル、創業地での営業を4年ぶりに再開 シブヤ経済新聞・2008年11月06日