筑前山家駅
筑前山家駅(ちくぜんやまええき)は、福岡県筑紫野市大字山家にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線(原田線)の駅である。
駅構造
下り側に向かって右側に単式ホーム1面1線と待合室を有する地上駅。かつては相対式ホーム2面2線構造で、廃ホームが残る。
構内の片隅に西鉄バスのいすゞBU15D(西日本車体工業ボディ・元大牟田営業所所属)が静態保存されている。北九州線車両保存会によって定期的に補修作業が行われており常に新車のようにきれいな状態が維持されている。JR九州は敷地を貸しているのみで車両の管理には直接関与していない。かつては他に西鉄北九州線の路面電車2両(600形621、323形324)が保存されていたがこれらはかしいかえんに移設された。
無人駅である。JR九州のICカード「SUGOCA」の導入予定は無い。
利用状況
2011年度の1日平均乗車人員は19人である[1]。
近年の1日平均乗車人員は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年(平成テンプレート:09年) | 11 |
1998年(平成10年) | 5 |
1999年(平成11年) | 11 |
2000年(平成12年) | 16 |
2001年(平成13年) | 14 |
2002年(平成14年) | 11 |
2003年(平成15年) | 14 |
2004年(平成16年) | 16 |
2005年(平成17年) | 16 |
2006年(平成18年) | 14 |
2007年(平成19年) | 14 |
2008年(平成20年) | 14 |
2009年(平成21年) | 14 |
2010年(平成22年) | 16 |
2011年(平成23年) | 19 |
駅周辺
駅前を国道200号が通る。駅は山家集落の西端部に位置し、集落の中心部から1kmほど離れているため駅前は小規模商店や民家が点在する程度で極めて閑散としている。駅を出て右折し、国道200号を300mほど進むと山家(やまえ)郵便局がある。
駅を出て左折し、国道200号線上を600mほど歩くと筑前町に入る。さらに600mほど歩いたところにある山家道交差点にあるバス停留所からは、JR博多駅(都市高速経由)や、筑紫野市中心部のJR二日市駅・西鉄朝倉街道駅および筑前町中心部・朝倉市へ向かう西鉄バスが運行されている。
駅前の国道200号線上にあるバス停留所からは筑紫駅および山家方面(上西山)へ向かうバスが発着している。
同駅の北東には冷水峠があり、筑紫野市と飯塚市の市境となっている。国道200号(旧道)は峠道を急カーブなどで越えるがトンネルは無く、冷水道路(「冷水トンネル」(道路))や筑豊本線(「冷水トンネル」(鉄道))はトンネルで地下をくぐり、筑豊地方と福岡地方南部(筑紫地域)とを結ぶ。