笠原英彦
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笠原 英彦(かさはら ひでひこ)は、日本の政治学者、慶應義塾大学法学部教授。専門は日本政治史、日本行政史、皇室典範。
経歴
1980年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1985年、同大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。法学博士。
1988-1989年、2000-2001年の二度スタンフォード大学訪問・客員研究員として留学している。皇位継承問題の専門家として、テレビ、新聞、総合雑誌などに登場している。2012年4月には、首相官邸で開かれた「皇室制度に関する有識者ヒアリング」で意見陳述した。
著書
単著
- 『明治国家と官僚制』(芦書房、1991年) ISBN 978-4755610837
- 『天皇親政――佐々木高行日記にみる明治政府と宮廷』(中央公論社[中公新書]、1995年) ISBN 978-4121012319
- 『日本行政史序説』(芦書房、1998年) ISBN 978-4755611353
- 『天皇と官僚――古代王権をめぐる権力の相克』(PHP研究所[PHP新書]、1998年) ISBN 978-4569603797
- 『日本の医療行政――その歴史と課題』(慶應義塾大学出版会、1999年) ISBN 978-4766407631
- 『歴代天皇総覧――皇位はどう継承されたか』(中央公論新社[中公新書]、2001年) ISBN 978-4121016171
- 『女帝誕生――危機に立つ皇位継承』(新潮社、2003年) ISBN 978-4104612017
- 『幕末維新の個性(3) 大久保利通』(吉川弘文館、2005年) ISBN 978-4642062831
- 『明治天皇――苦悩する「理想的君主」』(中央公論新社[中公新書]、2006年) ISBN 978-4121018496
- 『象徴天皇制と皇位継承』(筑摩書房[ちくま新書]、2008年) ISBN 978-4480064172
- 『明治留守政府』(慶應義塾大学出版会、2010年) ISBN 978-4766417067
- 『新・皇室論 天皇の起源と皇位継承』(芦書房、2013年) ISBN 978-4755612589
ほか