神崎将臣
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テンプレート:Sidebar with collapsible lists 神崎 将臣(かんざき まさおみ、1964年8月17日 - )は、日本の漫画家。代表作に『KAZE』、『重機甲兵ゼノン』シリーズなど。
人物
1985年、少年ビッグコミック2号掲載の『HUNTER』でデビュー。
『鋼-HAGANE-』は、国内のみならず韓国等のアジア圏で支持を集めた。カプコンの対戦格闘ゲームのコミカライズである『ストリートファイターII -RYU』は、『X-メン』や『スパイダーマン』といった人気漫画さえ10万部前後というアメリカ市場で100万部を売り上げた。
神崎の作品の特徴として、斬新な設定に加え、独特ヒーロー像、バトルシーンなどの“熱さ”にある。斬新な設定の例として、今でこそ時代劇作品で時代考証を無視した出で立ち、装備は珍しくないが、これら表現は神崎の代表作である『KAZE』がさきがけであった。
横山光輝の『仮面の忍者 赤影』を原作とした『仮面の忍者 赤影 Remains』がプレイコミック(秋田書店刊)にて連載、名作のリメイク作品として話題になった。
作品リスト・各概要
- 犯罪者たちに両親と妹を殺された少年が、戦いのエキスパートして成長し、組織「HUNTER」の一員として様々な依頼を請け負うアクション巨編。
- 主人公、佐野明男は後の作品『XENON-199X・R-』に"アイアンホース"として成長した姿で登場する。
- 2008年に徳間書店から『HUNTER -XENON SAGA 異聞-』として復刊。
- KAGEROU
- GUNCRISIS
- KAZE
- 完全版(完結版)がアニメージュコミックより発売中。
- ストリートファイターII -RYU
- 覇王街
- ドラゴンクエスト 幻の大地(神崎まさおみ名義)
- 鋼-HAGANE-
- 『重機甲兵ゼノン』と世界観を共有し、かつてのキャラクターが一部登場した作品。現在、“XENONシリーズ”の中で最も後の時代を描いたものとされている。
- SHOGUN COP
- ブルーバック
- 2008年に徳間書店から『XENON ブルーバック』として新装版単行本が発売。
- 体調不良により連載を休止、その後ほど無く掲載誌そのものが休刊になる。それらの事情により『XENON-199X・R-』と繋がりを持つ物語として、“XENONシリーズ”の一翼を担う作品として新たに位置付けられた。この作品単体としては未完の形となっているが、ストーリーそのものは『XENON-199X・R-』と統合する形で続行されている。
- 新装版のあとがきに“ゼノンの時代の後のつもりで描いていたため当初は『XENON-199X・R-』に統合する気はなかった”といった内容が書かれており、少なくとも最初の予定とは異なる形でシリーズに組み込まれたことが伺える。
- 『重機甲兵ゼノン』の続編。2006年9月より徳間書店「月刊COMICリュウ」にて連載。『鋼-HAGANE-』、『ブルーバック』、『HUNTER』に関係するキャラクターが登場し、クロスオーバーな世界観で物語が展開する。
- 悔い改めよと叫ぶ声在り~萬探偵高円寺歩事件簿~
- 聖者は夜やってくる(リメイク版)
- WILD7 TRIBUTE(ワイルド7 トリビュート)
- アンソロジー
- エンターブレインより2009年3月14日に発売されたストリートファイターシリーズのアンソロジー書籍。作家の一人として描き下ろした漫画が収録されている。
- ゲーム