知床林道

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知床林道(しれとこりんどう)とは、北海道斜里町にある林道北海道道93号知床公園線の起点である知床大橋から、知床半島の西海岸に沿ってルシャの海岸に至る。ただし、歴史節に述べるように、知床五湖付近から知床大橋までも含めて知床林道と通称することもあり、ここではこの通称部分について述べる。

概要

この林道は全線未舗装。荒廃して危険な状況になっていることから、一般車両の通行が禁止されている。徒歩による通行が可能であるが、林道として管理されていないことやヒグマが頻出する地域であることから注意が必要である。

近年、知床大橋手前に入山口があるカムイワッカの滝を目指す観光客が増加したため、渋滞が発生することも珍しくなくなった。このため、夏期に限り定期バス(知床斜里駅、ウトロ温泉発着)、シャトルバス(知床自然センター発着)以外の通行が禁止されている。なお、2005年2010年までは、落石防止工事実施に伴い、シャトルバスを除き全面通行止め、7月中旬から9月中旬以外はシャトルバスも運休となっている。この状況は2014年も続いている。[1]

知床大橋について

長さは82mと決して長い橋ではないが、高さ60mの深い沢に架かっている。1969年に開通。トラス橋

歴史

当初の林道は、現道道93号の知床五湖の手前から知床大橋を通り、ルシャの海岸に至る道であり、1962年に着工、1969年に完成した[2]。その後、知床五湖の手前~知床大橋の間は北海道道93号知床公園線となった。

関連項目

典拠

  1. http://www.town.shari.hokkaido.jp/shiretoko/traffic/ カムイワッカ方面へはシャトルバスで!
  2. テンプレート:PDFlink

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