真岡駅
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テンプレート:駅情報 真岡駅(もおかえき)は、栃木県真岡市にある真岡鐵道真岡線の駅。「SLもおか」停車駅。本社と車両基地があり、蒸気機関車の形を模した駅舎がある。
駅構造
2面3線のホームに、下館方に切り欠きホーム(旧貨物ホーム)1線を併設した地上駅である。現駅舎は、1997年3月に竣工した。
改札口はあるが、「SLもおか」以外の営業列車は車内で運賃収受するため改札・集札は行わない。東口と西口を結ぶペデストリアンデッキ(東西自由通路・自転車対応)が設けられている。この自由通路は跨線橋とつながっており、改札を通らずに直接ホームに行くことができる。
構内にある車両基地は旧・日本国有鉄道(国鉄)時代、水戸機関区真岡支区(略号:水モウ)があり、キハ11形やキハ20形が配置されていた。
切り欠きホームにはキハ20形が留置されており、倉庫として利用されている。2012年時点では真岡市が所有しており、当初は別の場所に展示される予定だったものが、諸般の事情で現在の場所に展示されている。
真岡市では、2012年現在井頭公園で展示されている9600形49671号を真岡駅西口に移設展示し、廃車車両も外観整備をした上で移動させ真岡駅全体をSLミュージアムとして新たな観光名所を計画[1]。2012年7月9日には、展示車両のひとつであるスハフ44 25が駅構内へ搬入[2]。2013年4月28日に、SLキューロク館がオープンした[3]。
- 東口
- 真岡鐵道旅行センター
- 真岡警察署真岡駅前交番
- 西口
利用状況
2012年度の一日平均乗車人員は516人である。 近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均乗車人員 |
2007 | 620 |
2008 | 589 |
2009 | 515 |
2010 | 527 |
2011 | 499 |
2012 | 516 |
駅前・周辺
東口
- バス乗り場(後述)
- 「台町」バス停
- 駐輪場
- 潮田タクシー乗り場
- 芳賀通運タクシー営業所
- 一般車用有料駐車場
- 守鐵社 - 真岡線建設に当たって取り壊された熊野権現、稲荷明神、八幡宮の三つの祠の代替として1923年に建設されたもので、鉄道の守り神としての願いを込めて命名された。駅前広場に面して建っている。
- 栃木県道140号真岡停車場線
- 真岡ケーブルテレビ
西口
- タクシー乗り場
- 芳南タクシー営業所
- 一般車有料駐車場
- 真岡郵便局
- 真岡信用組合
- 栃木県立真岡高等学校
- カンセキ 真岡店
- カスミ 真岡店
駅周辺
- 栃木県立真岡高等学校
- 栃木県立真岡女子高等学校
- 栃木県立真岡工業高等学校
- 芳賀赤十字病院
- 福田記念病院
- 真岡市役所
- 栃木県芳賀庁舎
- 真岡荒町郵便局
- イオンスーパーセンター 真岡店
- 関東自動車 真岡車庫
- 国道294号
バス路線
東口
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
真岡駅前 | 真岡市役所前 | 真岡営業所 | 東野交通 | ||
保健所前、橋場、JR宇都宮駅 | 宇都宮東武 | ||||
石橋~真岡線 | 高勢町入口、上大沼、上三川車庫前 | 石橋駅 | 関東自動車 | ||
真岡駅東口 | 真岡駅西口 | コットベリー号 | 右回り | ||
熊倉2丁目、西真岡公園前、真岡市役所 | 真岡駅西口 | 左回り | |||
台町 | 石橋~真岡線 | 市役所前 | 真岡車庫 | 関東自動車 | |
真岡市役所前 | 真岡営業所 | 東野交通 | |||
芳賀日赤病院前、真岡市役所前 | 真岡営業所 | ||||
真岡工業高校前、石法寺、JR宇都宮駅、宇都宮東武 | 西原車庫 | ||||
亀山中央、石法寺、JR宇都宮駅 | 宇都宮東武 | 朝1本 | |||
IPSスタジアム前、FKDインターパーク前 | 雀宮駅東口 | 土休日のみ運行 |
西口
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
真岡駅西口 | 真岡病院、真岡市役所、西真岡公園前 | 真岡駅西口 | コットベリー号 | 右回り | |
真岡駅東口、熊倉2丁目、西真岡公園前 | 真岡駅西口 | 左回り | |||
IPSスタジアム前、FKDインターパーク前 | 雀宮駅東口 | 東野交通 | 土休日のみ運行 | ||
真岡市役所前、東光寺 | 真岡営業所 |
※2002年12月から2006年3月まで京都・大阪行き夜行高速バスとちの木号が発着していた。関東自動車と近鉄バスの共同運行であった。
歴史
- 1912年(明治45年)4月1日 - 国有鉄道の真岡線の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)4月11日 - 真岡鐵道の駅となる。同時に呼称を「もうか」から「もおか」に変更。
- 1996年(平成8年)3月22日 - 転車台を設置。
- 1997年(平成9年)3月30日 - SLの形の新駅舎供用開始。
- 同年、関東の駅百選に選出された。選定理由は「地域の核として期待される巨大な蒸気機関車の複合施設の駅」。
- 2013年(平成25年)4月28日 - SLキューロク館オープン。
出典・脚注
隣の駅
関連項目
テンプレート:関東の駅百選- 元の位置に戻る ↑ 真岡駅全体をSLミュージアムに、構想が本格化 - 読売新聞 2012年2月21日(2012年3月7日閲覧)
- 元の位置に戻る ↑ スハフ44 25が真岡駅構内に到着 - 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース(交友社) 2012年7月11日(2012年9月23日閲覧)
- 元の位置に戻る ↑ SLキューロク館オープン 真岡駅にぎわう - 下野新聞 2013年4月28日(2013年5月1日閲覧)