毘盧遮那仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
盧遮那仏から転送)
移動先: 案内検索
ファイル:NaraTodaijiDaibutsu0212.jpg
東大寺の毘盧舎那仏

毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)は、大乗仏教におけるの1つ。

概要

毘盧遮那とはサンスクリット語のVairocana「ヴァイローチャナ」の音訳で「光明遍照」(こうみょうへんじょう)を意味する。「毘盧舎那仏」とも表記される。略して盧遮那仏(るしゃなぶつ)、遮那仏(しゃなぶつ)とも表される。

史実の人物としてのゴータマ・シッダールタを超えた宇宙仏(法身仏)。宇宙真理を全ての人に照らし、悟りに導く仏。毘盧遮那仏については、『華厳経』に詳しく説かれている。

密教

真言宗などの密教における「摩訶毘盧遮那仏」(大毘盧遮那仏、Mahāvairocana(マハー・ヴァイローチャナ))は、大日如来と呼ばれ、成立の起源を、ゾロアスター教の善の最高神アフラ・マズダーに求める学説がある。仏像では、聖武天皇の発願により造られた東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏、東大寺大仏)が有名。同様に、鑑真が開創した唐招提寺金堂の中尊も、天平時代の脱乾漆像として有名であり、鑑真が中国からもたらした盛唐様式の作風を伝える彫刻[1]として貴重な存在である。

関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 平凡社 世界大百科事典 『毘盧遮那仏』


テンプレート:Buddhism2