盤の沢川

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秋の盤の沢川(2004年11月)

盤の沢川(ばんのさわがわ)は、北海道札幌市南区豊滝を流れる石狩川水系豊平川支流の河川である。札幌市が管理する普通河川に分類される。

地理

北海道札幌市南区豊滝にある札幌岳東側の山麓に源を発し北に流れ、北東に針路を変えて、豊平川に合流する。谷は深くおちこむが、その脇は北に低い緩傾斜で、畑になっている。川は豊滝地区を流れ、盤の沢川右岸にその中心集落がある。

橋梁

二つの橋が盤の沢の谷を越すために下流部に架かる。古いものが1961年に架けられた盤の沢橋で、新しいものが1996年竣工の新盤の沢橋である。ともに国道230号のために架けられた。古い国道は中の沢や板割沢で等高線に従って屈曲する道筋に対応していたが、新しい道は谷を高架でまたぎ越して直線で通過するため、橋の位置が下流になった。さらに下流側に、豊平川合流点のそばで川にトンネルを潜らせる堤があり、これは1969年に廃線となった定山渓鉄道線の跡である。

  • (橋)
  • 盤の沢橋:旧国道230号(現在は市道)
  • 新盤の沢橋:国道230号

関連項目

  • 盤の沢川 - 北海道芦別市を流れる別の河川。同じ石狩川水系の上流域にある。