百万石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

百万石(ひゃくまんごく)とは、麻雀におけるローカル役のひとつ。役満[1][2][注 1][3]。副露可[1]萬子清一色で、「○萬」の数字の合計が100以上になった場合に成立する[1][2][注 1]

概要

索子のみに適用される緑一色筒子のみに適用される大車輪が存在するため、それらとの格差を埋める意味で萬子のみの役満として日本で考案された経緯があるが[2][4]、知名度の割には実際に適用されることはあまりないローカルルールである[2]

「加賀百万石」とも呼ばれる[2]。類似した役に「紀州五十五万石」というのがある。

牌姿の例

(例)100以上が手の内で確定しているケース

テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:Spacesテンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:Spacesテンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画
待ちはテンプレート:牌画テンプレート:牌画。一萬であがれば合計106、四萬であがれば合計109、百万石が確定している。

(例)高目と安目があるケース

テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:Spacesテンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:Spacesテンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画
待ちはテンプレート:牌画テンプレート:牌画。九萬であがれば合計102になるが、二萬では合計95、百万石にならない。

(例)ちょうど100になるケース

テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:Spacesテンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:Spacesテンプレート:牌画テンプレート:牌画テンプレート:牌画
待ちはテンプレート:牌画テンプレート:牌画 テンプレート:牌画で、九萬であがればちょうど100になる。これは一例であり、ちょうど100になる牌姿は他にも多数ある[2]
100ちょうどでダブル役満とするローカルルールもあるようである。

(例)最大で130まで

テンプレート:牌画 テンプレート:牌画       テンプレート:牌画 テンプレート:牌画 テンプレート:牌画       テンプレート:牌画 テンプレート:牌画 テンプレート:牌画       テンプレート:牌画 テンプレート:牌画 テンプレート:牌画       テンプレート:牌画 テンプレート:牌画 テンプレート:牌画
数字の合計を多くしようとしても、理論上、四槓子四連刻が複合するこの形が合計130で限界である。
なお、テンプレート:牌画を雀頭にしてテンプレート:牌画 テンプレート:牌画 テンプレート:牌画 テンプレート:牌画をすべて刻子にした牌姿(つまり上の牌姿の4つの槓子がすべて刻子だった場合の牌姿)は、合計がちょうど100になる。

脚注

注釈

テンプレート:Reflist

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

  • 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Cite bookp213。
  • 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 テンプレート:Cite web浅見了は「混一色でも100以上は可能だが」としつつ「萬子の清一色で合計が100以上になったもの」と定義を紹介している。また、百万石の考案者は天野大三であるという説がある、とも述べている。
  • ニンテンドーDSソフト『ガンダム麻雀DS』2005年発売、オプションで百万石ほか「レア役」が選択可能。百万石はシングル役満ではなくダブル役満として扱われている。
  • テンプレート:Cite bookp180-183。新役を紹介する章の文中、「緑一色が索子限定の役満であるのに対し、萬子と筒子には緑一色に匹敵する役がなく、索子が偏重されている状況があることを念頭に、新現代ルールでは大車輪と百万石をともに新役として採用した」旨の記述がある(大意)。ただし、百万石という役をいつ誰が考案したのかという点にまでは言及がない。

  • 引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref> タグがありますが、対応する <references group="注"/> タグが見つからない、または閉じる </ref> タグがありません