田中ユタカ

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テンプレート:Sidebar with collapsible lists 田中 ユタカ(たなか ユタカ、1966年9月8日 - )は、日本漫画家大阪府出身。

概略

1992年、『アニマルハウス』(白泉社)に掲載の読切作品『グリーン・ピース[1]』でデビュー。1994年から現在のペンネームを名乗っている。

愛し合う2人の甘く幸せな時間を描いた作品を得意とする。初期の頃は江川達也の影響を強く受けた絵柄だったが、現在は独自の絵柄を築いている。

単行本(特に連載作品)の出版に当たって大幅に加筆・再構成されることがあり、『愛人[AI-REN]』では連載時と全く異なる最終話が描き下ろされたほか、『ミミア姫』最終巻においても200ページ以上に筆が加えられている[2]

2012年初頭を境に、作品発表の場を雑誌から携帯コミック[3]に移した。同年刊行の『初愛2』は1編を除いて携帯コミックが初出となる作品集である。

単行本リスト

テンプレート:特殊文字 (#:成年コミック[4] *:新装版)

  • ファースト・タッチ(富士美出版・1995年8月)#
  • ラブシチュエーション(松文館・1996年2月)#
  • 人魚姫のキス(富士美出版・1996年7月)#
  • 秘めごとの関係(東京三世社・1996年12月)#
  • 月とさくらんぼ(富士美出版・1997年4月)#
  • ボクの好きな女の子(東京三世社・1997年10月)#
  • 初夜(ヴァージン・ナイト)(竹書房・1997年10月)
  • 気持ちいい発見(雄出版・1998年3月)#
  • ラブラブだもん(富士美出版・1998年5月)#
  • 大切な恋(雄出版・1998年10月)
  • いたいけなダーリン(富士美出版・1998年12月)#
  • 好きなんだってば!(富士美出版・1999年7月)#
  • 純愛(ロマンス)(雄出版・1999年11月)
  • 愛人[AI-REN] 第1巻(白泉社・1999年11月)
  • 秘めごと ロマンス2(雄出版・2000年4月)
  • First Kiss(蒼竜社・2000年7月)[5]
  • 愛人[AI-REN] 第2巻(白泉社・2000年8月)
  • 初夜2(ヴァージン・ナイト2)(竹書房・2001年6月)
  • 愛人[AI-REN] 第3巻(白泉社・2001年6月)
  • 感じる? ロマンス3(雄出版・2001年8月)
  • いたいけなダーリン(蒼竜社・2001年8月)*
  • ラブラブだもん(蒼竜社・2001年8月)*
  • 愛人[AI-REN] 第4巻(白泉社・2001年12月)
  • しあわせエッチ(蒼竜社・2003年11月)
  • 初夜(ヴァージン・ナイト)(竹書房漫画文庫・2003年12月)*
  • 愛人[AI-REN] 第5巻(白泉社・2004年9月)[6]
  • ときめきエッチ(蒼竜社・2004年12月)
  • ラブシチュエーション(松文館・2006年2月)[7]
  • 愛しのかな 第1巻(竹書房・2006年7月)
  • ミミア姫 第1巻(講談社・2007年7月)
  • 愛しのかな 第2巻(竹書房・2008年3月)
  • ミミア姫 第2巻(講談社・2008年3月)
  • もと子先生の恋人(白泉社・2009年1月)
  • 愛人[AI-REN] 特別愛蔵版 上・下巻(白泉社・2009年1月)[8]
  • 愛しのかな 第3巻(竹書房・2009年10月)
  • ミミア姫 第3巻(講談社・2010年9月)[9][2]
  • 初愛~はつあい~(竹書房・2012年2月)
  • 初愛2(竹書房・2012年12月)
  • 初愛3(竹書房・2014年1月)
  • 好きでいっぱい♡(蒼竜社・2014年5月)

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 単行本未収録。
  2. 2.0 2.1 〈『ミミア姫』の田中ユタカインタビュー前編〉「電子書籍で作者と読者の関係が変わり始めた」‐Exciteニュース 2010年10月22日(2010年10月23日閲覧)
  3. Handyコミック
  4. 1999年夏までに出版された単行本のほとんどは成年コミック指定であったが、もともと水準の高い修正を施した作品を発表していたため、同年秋以降の単行本(新装版を含む)は成年コミック指定が外されている。
  5. 『ファースト・タッチ』『人魚姫のキス』からの再録。
  6. 当初は2002年夏に刊行の予定であったが、本人の不調に加え、加筆・再構成のため約2年遅れた。なお、本作は2005年の第36回星雲賞コミック部門の参考候補作に選出されている。
  7. 2作品が差し替えられた。
  8. B6版からA5版へ拡大の上、カラーイラストやインタビューが新たに収録された。
  9. 総ページ数が546ページ、背表紙の厚さが約38mmに達した。(第1巻・第2巻は180ページ弱、約15mm)

外部リンク

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