王家に捧ぐ歌
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『王家に捧ぐ歌』(おうけにささぐうた)は、宝塚歌劇団のミュージカル作品の一つ。
脚本・演出は木村信司テンプレート:Sfnテンプレート:Sfn。2003年7月に星組で初演。2003年の宝塚・東京の正式タイトルは『三井住友VISAシアター グランド・ロマンス「王家に捧ぐ歌」―オペラ「アイーダ」より―テンプレート:Sfnテンプレート:Sfn』。2003年の宝塚・東京は2幕23場テンプレート:Sfnテンプレート:Sfn。
公演期間は2003年7月11日から8月18日テンプレート:Sfn(新人公演は7月29日テンプレート:Sfn)に宝塚大劇場、同年9月19日から11月3日テンプレート:Sfn(新人公演は9月30日テンプレート:Sfn)に東京宝塚劇場で公演があった。
概要
- ヴェルディ作曲のオペラ『アイーダ』を宝塚版として新たな脚本・音楽で書き直した作品。作曲は甲斐正人。ラダメスとアイーダそしてアムネリスの恋物語を中心にしながらも、「戦いは新たな戦いをうむだけ」をテーマに平和への祈りを高らかに歌い上げる。2003年度の芸術祭演劇部門で優秀賞を受賞。
- 公演ポスターは森村泰昌が担当。振付にロシアの名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤを招聘した。
- 2005年2月2日(水)から2月24日(木)には、中日劇場公演として星組選抜メンバーが上演した。
- アイーダ役を演じた安蘭けいが退団後、2009年にアイーダが主役の『The Musical AIDA -宝塚歌劇団「王家に捧ぐ歌」より-』に主演している。宝塚版と同じく木村が脚本・演出を担当し、アイーダが主役となるように一部リニューアルされている。
登場人物
- ラダメス
- エジプトの若き武将
- アムネリス
- エジプト王ファラオの娘
- アイーダ
- エジプトの囚人、実はエチオピアの王女
- アモナスロ
- エチオピアの王、アイーダの父
- ファラオ
- エジプトの王、アムネリスの父
- ウバルド
- エチオピアの王子、アイーダの兄
- カマンテ、サウフェ
- エチオピア王家の元家臣
- ケペル、メレルカ
- エジプトの兵士、ラダメスの親友
楽曲
第一幕
- 甦る魂
- 新たな戦い
- エジプトは領地を広げている
- 終わる 終わらない
- ナイルの流れのように
- お前は奴隷
- アイーダの信念
- ファラオの娘だから
- アムネリスの詰問
- 世界に求む-王家に捧ぐ歌-
第二幕
- ラダメスの告白
- 愛している
- 忘れている
- ラダメスの決意
- 月の満ちるころ
- 虫けら
- 神の許し
- 三度の銅鑼
- ファラオの暗殺
- 戦士たちの動揺
- アムネリスの命令
- エチオピアの滅亡
- 狂気のアモナスロ
- アイーダの決意
- ラダメスとアイーダ
- 世界に求む-王家に捧ぐ歌-
主な配役
2003年星組 | 2005年星組 中日公演[1] | |
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ラダメス | 湖月わたるテンプレート:Sfn (柚希礼音テンプレート:Sfn) |
湖月わたる |
アムネリス | 檀れいテンプレート:Sfn (陽月華テンプレート:Sfn) |
檀れい |
アイーダ | 安蘭けいテンプレート:Sfn (麻尋しゅんテンプレート:Sfn) |
安蘭けい |
アモナスロ | 一樹千尋テンプレート:Sfn (真汐薪テンプレート:Sfn) |
一樹千尋 |
ファラオ | 箙かおるテンプレート:Sfn (祐穂さとるテンプレート:Sfn) |
箙かおる |
神官ネセル | 英真なおき | |
ファトマ | 万里柚美 | |
神官ヘレウ | にしき愛 | |
女官ワーヘド | しのぶ紫 | |
神官メウ | 高央りお | |
伝令 | 紫蘭ますみ | |
女官イトネーン | 百花沙里 | |
ウバルド | 汐美真帆テンプレート:Sfn (大真みらんテンプレート:Sfn) |
真飛聖 |
女官タラータ | 彩愛ひかる | |
囚人フィブラーイル | 毬乃ゆい | |
ケペル | 立樹遥テンプレート:Sfn (綺華れいテンプレート:Sfn) |
嶺恵斗 |
女官アルバア | 涼乃かつき | |
囚人ヤナーイル | 琴まりえ | |
伝令2 | 祐穂さとる | |
メレルカ | 柚希礼音 (夢乃聖夏) |
大真みらん |
伝令3 | 美城れん | |
伝令1 | 涼麻とも | |
カマンテ | 真飛聖テンプレート:Sfn (彩海早矢テンプレート:Sfn) |
綺華れい |
女官ターニ | 南海まり | |
エチオピア兵(歌手) | 彩海早矢 | |
女官アウウィル | 陽月華 | |
囚人マーリス | 音花ゆり | |
サウフェ | 涼紫央 (鶴美舞夕) |
麻尋しゅん |
囚人イブリール | 花ののみ | |
その他の出演者(役名不明) | 星風エレナ 青空弥ひろ 真汐薪 天霧真世 湖咲ひより 天緒圭花 夢乃聖夏 水輝涼 成花まりん 壱城あずさ 遥奈瞳 |
*( )は新人公演キャスト、不明点は空白とする
2009年 | |
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アイーダ | 安蘭けい |
ラダメス | 伊礼彼方 |
アムネリス | ANZA |
アモナスロ | 沢木順 |
ファラオ | 光枝明彦 |
ウバルド | 宮川浩 |
2003年公演のスタッフ
出典は90年史テンプレート:Sfnテンプレート:Sfn。スタッフ名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 脚本・演出:木村信司
- 演出担当(新人公演):齋藤吉正
- 作曲・編曲:甲斐正人
- 音楽指揮:岡田良機(宝塚)・御﨑惠(宝塚)、西野淳(東京)
- 振付:マイヤ・プリセツカヤ・羽山紀代美・竹邑類・若央りさ
- ファイティング・コーディネーター:渥美博
- 装置:大田創
- 衣装:有村淳
- 照明:勝柴次朗
- 音響:大坪正仁
- 小道具:伊集院撤也
- 効果:木多美生
- 歌唱指導:楊淑美
- シンセサイザー・プログラマー:甲斐光徳
- 演出助手:齋藤吉正(宝塚)、鈴木圭(東京)
- 振付補:ワレリー・コフトン
- 振付助手:仲本智代
- ファイティング助手:亀山ゆうみ
- 装置補:広森守
- 衣装助手:川崎千絵
- 振付招聘協力:越智實・西尾智子
- 舞台進行:恵見和弘・濱野文宏
- 舞台美術製作:株式会社 宝塚舞台
- 演奏:宝塚歌劇オーケストラ
- 演奏コーディネート:新音楽協会(東京)
- 制作:村上信夫
- 特別協賛:VISAジャパングループ