玉藻京介
テンプレート:Pathnav テンプレート:特筆性 テンプレート:物語世界内の観点 玉藻 京介(たまも きょうすけ)は、原作:真倉翔、作画:岡野剛の漫画およびアニメ『[[地獄先生ぬ〜べ〜|地獄先生テンプレート:音声ルビ]]』の登場人物。声優は森川智之。連続ドラマ版では速水もこみちが担当。
人物
400歳(無印ぬ~べ~当時)の妖狐で、狐の中でも最高位に近い立場にあり、高い妖力をもって炎や幻術を自在に操る。美男子。基本的には冷静かつ真面目で堅物的な反面、ノリや付き合いが良い。妖怪に対しては仲間意識や思いやりがある。妖狐としての本名は「茶吉権現天狐」。
テンプレート:音声ルビとはほぼ互角の霊力であると作中で評されている。
身長182cm(本来の妖狐時の身長は190cm)、体重66kg、血液型AB型、1597年1月25日生まれ(いずれも人化の術によるもの)。名前の由来は玉藻前。
人の世に災いをもたらす妖狐の掟に従い、人間に化ける「人化の術」を完成させるため自分に最も適した髑髏(立野広)を求め、それを奪うために人間界にやってきた。教育実習生として広に近づくが、[[鵺野鳴介|テンプレート:音声ルビ]]に妖気を嗅ぎ取られて正体を現し、広を巡って対決。敗北してからは、テンプレート:音声ルビの特性に興味を抱くようになる。テンプレート:音声ルビとの関係はヒール→ライバル。現代都市妖鬼考 霊媒師いずなにも登場している。
人間界に来る以前に人間のことを知るためさまざまな知識を学び、あらゆることに秀でている。現在は童守病院で外科医をしながら、テンプレート:音声ルビの力の源である、人間の愛について懊悩する日々を送る。生活は医師であるため裕福であり、自宅は高層マンション、愛車はジャガー・XJ220である。
現在の人型は、民俗学生・南雲明彦(なぐも あきひこ)の髑髏を借りている。
原作「鬼の手の秘密」では、テンプレート:音声ルビの過去を知る唯一の妖怪。
テンプレート:音声ルビからは基本的に呼び捨てだが、たまちゃん、玉藻っちなどと呼称され、いずれも本人はその呼ばれ方を嫌っている。
TV版ではパラレルワールドで保育士。また、アニメでは髪の色がTV版が銀髪、OVA3巻では金髪である。
原作の最終話ではテンプレート:音声ルビの意志を継いだのか童守小学校に現れる悪霊などを退治している。
連続ドラマ版では舞台が高校になっており、玉藻は医師ではなく、正式な教師として登場。担当教科は家庭科。
テンプレート:音声ルビとの関係
初登場の頃は敵だったが、再登場した時は広たちの説得により妖怪・霊霧魚の退治に協力し、その後の話で再登場してからは、テンプレート:音声ルビの力の源である「愛」を研究するという名目で基本的には味方となり、秀一が捨てた亀が神獣になり襲ってきたときは共同戦線にまで至っている。当初は、哀れな悪霊に対して一切の容赦をしない、責任のある一人を犠牲にすることで大勢を救おうとするなど、計算高い性格による冷酷さからテンプレート:音声ルビと対立することも多かったが、テンプレート:音声ルビが絶鬼との闘いで倒れた際には生徒たちを守るため、命と引き換えに放つという絶技「滅氣怒(メギド)」を発動している。この時、絶鬼から「もう半分人間のにおいがする」と言われている。
その後、長期間人化の術を完成させず、自分には適合しない南雲明彦の髑髏を使い続けたことで、体が壊れて廃妖狐と化する。テンプレート:音声ルビは玉藻を救うため九尾の狐のもとに出向いて訴えるが、人間の暗黒面を熟知している九尾に伝わることはなく、狐火で焼かれそうになった所を瀕死のはずの玉藻に救われた。それを見た九尾の狐は玉藻に眠る一筋の可能性を見出し、玉藻に一時的に魂を戻し、2人を試練の壺に吸い込んで過酷な試練を課す。傷を負ったテンプレート:音声ルビを背負いながらも命を賭して試練を突破したことにより、九尾の狐より尾を与えられて救われた。これにより、テンプレート:音声ルビを「素晴らしいライバル」と評し、2人は強い絆を持つ良き戦友同士となった。
いずなとの関係
葉月いずなとは物語中盤から後半で少々絡んでくる。いずなの勘違いで対決する羽目になり、いずな得意技のくだ狐も悠々と自分の物にし、反対にいずなを攻撃させるなどの余裕を見せたが、わざと負けて彼女の力を認めたり、絶鬼によって殺されそうになった彼女を妖力波で救ったりするシーンがある。OVA第三作目にはいずなから玉藻に頬へのキスシーンがある。また、『さらにその後の地獄先生テンプレート:音声ルビ』では霊能力探偵として独立開業したいずなを陰から見守っているよう。
『現代都市妖鬼考 霊媒師いずな』では、霊能力者としての自信と能力を喪失したいずなをわざと嘲ることで奮起させ、再起の手助けをしている。
能力・武器
- 首刺又(くびさすまた)
- 先端に動物の爪のような部分が付いた長柄の武器。本来は人間の頭蓋骨を取り出すための器具であるが、武器としても使用する。柄の部分は数本に分解でき、後述の滅氣怒を使う際など、相手の動きを封じる結界を作ることもできる。「童守少年妖撃団編」では柄を外し、手甲のようにして使った。
- 火輪尾の術(ひわおのじゅつ)
- 尻尾を擦り合わせることで超高温の炎を作り出す技。いわゆる狐火。役小角→道鏡→空海の順にレベルが上がり、強力になる。玉藻いわく「妖狐が恐れるのは人間の徳の高さで、強さではない」。アニメ版では妖力レベル5、8、最大。
- 幻視の術(げんしのじゅつ)
- 動いているものを、別のものに見せかける術。初期の頃は多用していたが、作中途中からは使われなくなった。
- 霊能力(れいのうりょく)
- 劇中での使用は少ないが、テンプレート:音声ルビの陽神の術を見ただけで真似できるほど、霊力も高い。霊力を利用する場合は、テンプレート:音声ルビと同様に経文を唱える。アニメ版での読経は2回程であったが、テンプレート:音声ルビの経文とは違って変更はされず、原作どおりに行われた。
- 傷や病巣の治療
- 霊力を使って超高速で傷を癒着させたり、器官の機能を回復させることも可能であり、絶鬼に片肺を破壊される重傷を負わされたいずなを助けている。目のような複雑な器官を治療する場合には、本来の姿に戻る。(原作では一度だけ鵺野を助手にし霊能手術を行った。)
- 管狐の支配
- 下級の狐妖怪である管狐を操る。いずなが管狐をけしかけてきた際には制御を奪い、本来の使役者である彼女を袋叩きにさせている。
- 滅氣怒(メギド)
- 妖狐族が命と引き換えに発動する絶技。後に、結界内のみを破壊する「狭域滅氣怒」も使っている(命と引き換えというほどではないらしい)。
南雲京太
南雲 京太(なぐも けいた)は、玉藻がテンプレート:音声ルビの「陽神の術」を真似て作った分身。陽神明と同様、“気”の量は少ない。妖怪博士の作った死のゲームで石化する直前に「陽神の術」を使い、小学生の体格となった。広たちが妖怪博士の館に忍び込んだ際に現れ、この偽名を使った。性格はクールで冷静だが、ジョークが通じる。テンプレート:音声ルビほど術には慣れていない。