湯来温泉
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テンプレート:日本の温泉地 湯来温泉(ゆきおんせん)は、広島県広島市佐伯区湯来町大字多田(旧国安芸国)にある温泉。近くの湯の山温泉とともに、湯来・湯の山温泉とも称される。
泉質
温泉街
打尾谷川沿いに温泉街が広がる。国民宿舎「湯来ロッジ」のほか、旅館が3軒存在する[1]。「広島の奥座敷」といわれている[1]。共同浴場は存在しない。日帰り入浴を受け付けている旅館で入浴することになる。湯の温度は低く、浴用に加熱している。温泉街のある湯来町の名物は山ふぐというコンニャク料理で、温泉街の旅館でも楽しむことが出来る。
歴史
開湯は1500年前(大同年間)とされる。開湯伝説によれば、白鷺が傷を癒しているところを発見したとされる。白鷺にまつわる開湯伝説がある温泉地は、他にも下呂温泉、湯田川温泉、下田温泉、湯郷温泉などがある。慶長年間(1596年 - 1615年)には、芸陽唯一の温泉場として賑わった[1]。江戸期には、「多田村温泉」とも呼ばれた[2]。
- 1950年、開発により「温泉開き」が行われ、「広島湯来温泉」と命名される。
- 1955年7月4日、国民保養温泉地に指定。
- 1972年7月29日、湯の山温泉が追加指定され、「湯来・湯の山温泉」として国民保養温泉地に指定。
- 1991年7月18日、「湯来・湯の山温泉」が国民保健温泉地に指定。
- 2009年11月、広島市国民宿舎「湯来ロッジ」がニューリアルオープン。
その他
- 村下孝蔵のデビュー曲「月あかり」(1980年)のモデルとなった。
- 奥湯来温泉という温泉も近くにあるが、五右衛門風呂による小規模な営業が行われるのみである。
- かつて混浴露天風呂の共同湯が存在したが、夜間に暴走族が集まるなど治安風紀管理上問題となり、閉鎖された。
- 国民宿舎「湯来ロッジ」に隣接する「湯来交流体験センター」では、こんにゃく作り、クラフトなど、多様な交流体験が可能。
- 湯来温泉では、「湯来温泉三湯めぐり」ができる「入湯手形」が販売されている[3]。
- 2011年1月 - 3月まで「特定非営利活動法人 湯来観光地域づくり公社」によって、広島駅前からマイクロバスが運行された[4]。
アクセス
- 鉄道:山陽本線五日市駅より広電バスで約70分。
- 自動車
- 中国自動車道戸河内インターチェンジより25分。
- 山陽自動車道五日市インターチェンジより25分。
関連項目
註
- ↑ 1.0 1.1 1.2 広島の奥座敷、湯来温泉:ひろしま面白情報:広島市の観光ガイド「ひろしまナビゲーター」
- ↑ 岡岷山「都志見往来日記」1797年
- ↑ 広島百科 旅に宿 湯来温泉特集
- ↑ 特定非営利活動法人 湯来観光地域づくり公社