清老頭
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清老頭(チンロウトウ)とは、麻雀における役のひとつ。役満。手牌全体が老頭牌(一九牌)だけで構成された和了形。
概要
老頭牌(数牌の1または9)のみで構成される関係上順子が含まれず、必ず対々和の形になる。したがって、待ちも単騎待ちまたはシャンポン待ちに限定される。混老頭の上位役に当たるが、混老頭が13種の牌を使用できるのに対し、清老頭は6種に限定されるため格段に難易度が上がる。また、一九牌が6種類しかないため七対子の形で和了ることができない(七対子の4枚使いを認める場合はこの限りではない)。
たいていの場合副露して作ることになるが、端牌は序盤に早々と切り出される傾向が強く、配牌と展開によほど恵まれないと和了は難しい。和了のパターンとしては、国士崩れやジュンチャン狙いのところから一九牌の対子・刻子が増えて変化していくケースがほとんどである。
字牌のみで構成する字一色と似ているが、字一色が7種類の牌を使えるのに対し、清老頭は6種類の牌しか使えない上、順子の構成要素として他家にこれらの牌を押さえられてしまう可能性もあるため、確率的にも清老頭の方が難しい。さらに、字一色が四喜和や大三元と複合し易いのに対し清老頭にはそういった役も無く、ダブル役満へと得点を伸ばし難い。また、同じ6種限定の緑一色と比較しても、順子の使用ができない分清老頭の方が難しい。
理論上は四暗刻・四槓子との複合があり得るが、実際これら全てを暗刻もしくは槓子にすることは極めて難しい。
牌姿の例
(例)副露したケース
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(例)メンゼンのケース / 四暗刻との複合例
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- テンプレート:牌画単騎。単騎待ちなのでロンでもツモでも四暗刻成立となるが、極めて稀。