深成岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
深成岩(しんせいがん、テンプレート:En)は、火成岩の一種で、マグマがゆっくり冷えて固まったもの。深成岩とはいうものの、地球深部で固まるものだけを指すのではなく、地上付近でゆっくり冷え固まってもそれは深成岩である。単に、深成岩ができやすいのが、マグマがゆっくり冷え固まりやすい地球深部が多いためこういった名前がつけられた。
同じ火成岩の火山岩に比べ、岩石中の鉱物の粒が大きい。また時間をかけて冷却していくため、低温で結晶化する正長石や石英なども充分成長し、等粒状組織(とうりゅうじょうそしき、テンプレート:En)となっている。
かつては、火山岩と深成岩の中間的な岩石を半深成岩とよんでいたが、現在ではあまり使われない。