浜田寿美男

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浜田 寿美男(はまだ すみお、1947年 - )は発達心理学者、奈良女子大学名誉教授。 香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科(心理学)博士課程単位取得後退学。花園大学助教授、教授、奈良女子大学教授。2009年定年退任、名誉教授。立命館大学特別招聘教授。

発達心理学の分野で著作、翻訳書が多数ある。子供が冤罪事件(甲山事件など)で証人としてかかわったケースに数多く関与して、そこから子供の心の読み取り方についての著述も多い。

関西臨床心理士会の世話役も勤めている。

著書

  • 『証言台の子どもたち 「甲山事件」園児供述の構造』日本評論社 1986
  • 狭山事件虚偽自白』日本評論社 1988 のち北大路書房  
  • 『ほんとうは僕殺したんじゃねえもの 野田事件青山正の真実』筑摩書房 1991
  • 『自白の研究―取調べる者と取調べられる者の心的構図』三一書房、1992 
  • 『個立の風景 子どもたちの発達のゆくえ』ミネルヴァ書房 1993
  • 『発達心理学再考のための序説』ミネルヴァ書房 1993
  • ピアジェワロン 個的発想と類的発想』ミネルヴァ書房 1994
  • 『意味から言葉へ』ミネルヴァ書房 1995
  • 『ありのままを生きる―障害と子どもの世界 今ここに生きる子ども 』岩波書店・1997 のち『障害と子どもたちの生きるかたち』現代文庫
  • 『いま子どもたちの生きるかたち』ミネルヴァ書房 1998
  • 『私のなかの他者 私の成り立ちとウソ』金子書房 1998
  • 『「私」とは何か ことばと身体の出会い』講談社選書メチエ 1999
  • 『自白の心理学』岩波新書・2001
  • 『<うそ>を見抜く心理学―「供述の世界」から』(日本放送出版協会・NHKブックス・2002年)
  • 『身体から表象へ』ミネルヴァ書房 2002
  • 『取調室の心理学』平凡社新書・2004
  • 『子どものリアリティ 学校のバーチャリティ』(岩波書店・2005年) 
  • 『「私」をめぐる冒険 「私」が「私」であることが揺らぐ場所から』洋泉社・新書y 2005
  • 『自白が無実を証明する―袴田事件、その自白の心理学的供述分析』北大路書房・2006
  • 『心はなぜ不自由なのか』PHP新書 2009
  • 『子ども学序説 変わる子ども,変わらぬ子ども』岩波書店 2009
  • 『私と他者と語りの世界―精神の生態学へ向けて』ミネルヴァ書房・2009年)
  • 『子どもが巣立つということ この時代の難しさのなかで』ジャパンマシニスト社 2012

共編著

  • 『子どもの生活世界のはじまり』山口俊郎共著 ミネルヴァ書房 1984
  • 『「私」というもののなりたち 自我形成論のこころみ』編著 ミネルヴァ書房 1992
  • 『発達心理学入門』岡本夏木共著 岩波書店 1995
  • 『事件のなかの子どもたち 「いじめ」を中心に』野田正人共著 岩波書店 1995
  • 『教育評価を考える 抜本的改革への提言』長尾彰夫共編 ミネルヴァ書房 2000
  • 『ひととひとをつなぐもの』山上雅子共編著 ミネルヴァ書房 2003
  • 『からだとことばをつなぐもの』麻生武共編著 ミネルヴァ書房 2003
  • 『学校という場で人はどう生きているのか』小沢牧子,佐々木賢共編著 北大路書房 2003
  • 『よくわかる臨床発達心理学』麻生武共編 ミネルヴァ書房 2005
  • 『赤ずきんと新しい狼のいる世界 「子ども学」構築のために 子どもの安全・保護と自立のはざまで』奈良女子大学子ども学プロジェクト共編 洋泉社 2008
  • 『「渦中」の心理学へ 往復書簡心理学を語りなおす』伊藤哲司共著 新曜社 2010

翻訳

  • 発達心理学入門 精神発達の比較心理学 ウェルナー 鯨岡峻共訳 ミネルヴァ書房, 1976
  • 知能の誕生 ジャン・ピアジェ 谷村覚共訳 ミネルヴァ書房 1978
  • 愛のなりたち H.F.ハーロウ ミネルヴァ書房 1978
  • 身体・自我・社会 ワロン 子どものうけとる世界と子どもの働きかける世界 ミネルヴァ書房 1983

関連項目

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