浜北市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 浜北市(はまきたし)は、かつて静岡県の西部(遠州)に存在した市。2005年7月1日、周辺10市町村と共に浜松市へ編入合併され消滅した。
参考:浜北市は、現行の行政区である浜北区と範囲を同じくしていることから、多くの記事が浜北区に記載されています。
2005年7月1日に地方自治法第202条の4に基づく「浜北地域自治区」が設置された[1]。2007年4月1日に浜松市が政令指定都市へ移行した際に同地域自治区全域が浜北区となったことに伴い、浜北地域自治区は消滅した[2]。
なお、浜北の由来は「浜松市の北」や「浜北町が成立した時に『浜名町』と『北浜村』の規模が大きかったため、一字ずつとった」としばしば誤解されている。しかし、実際は「浜名郡の北方に位置すること」が由来である。[3]
行政
歴代市長
- 第1-3代 - 坪井亀蔵(1963年7月1日 - 1972年5月2日)
- 第4-5代 - 吉田静雄(1972年5月3日 - 1978年10月6日)
- 第6-8代 - 足立誠一(1978年11月19日 - 1990年11月18日)
- 第9-10代 - 森島宏光(1990年11月19日 - 1996年3月1日)
- 第11-13代 - 長谷川正榮(1996年4月14日 - 2005年6月30日)
浜北市役所
浜松市との合併以降、浜北市役所庁舎を「浜北総合事務所」として利用し、2007年4月1日の政令指定都市移行後は浜北区役所として利用している。
複合スタジアム構想
- 1995年、浜北市内に3〜5万人程度が収容できる専用サッカースタジアムや体育館、プールと商業施設を併設した複合施設を建設し、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するジュビロ磐田を誘致する計画があったが、当時の市長・森島宏光がスタジアム建設に関する贈収賄容疑で逮捕されたことや市民の盛り上がりに欠けたことより、陸上競技場と兼用するスタジアムに変更する方針に変更した。しかし、袋井市の小笠山総合運動公園の建設によって、その構想も白紙撤回された。
脚注
関連項目
外部リンク
- 天竜川・浜名湖地域合併協議会 - 国立国会図書館 : インターネット資料収集保存事業 (WARP)
- ↑ 浜松市地域自治区の設置等に関する条例 (平成17年浜松市条例第40号) 2005年6月1日公布
- ↑ 浜松市区及び地域自治区の設置等に関する条例 (平成18年浜松市条例第78号) 2006年12月1日公布
- ↑ 角川日本地名大辞典22静岡県P1149(編者「角川日本地名大辞典編纂委員会」,角川書店,昭和57年10月8日)