波子駅
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波子駅(はしえき)は、島根県江津市波子町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。
駅構造
島式1面2線のホームを持ち、行き違い設備を有する地上駅。海側の益田寄りに駅舎があり、ホームへは構内踏切で結ばれていて跨線橋はない。
浜田鉄道部が管理する駅。かつては近隣の多くの駅と同様に完全な無人ローカル駅となっていたが、2000年(平成12年)のしまね海洋館アクアスの開業に伴って改装し、週代わり交代制の簡易委託駅として有人駅化され、特急や快速も止まる需要のある駅となった。窓口は駅舎を抜けて構内踏切へ通じる通路に入る手前にあり、車掌が常備しているタイプの携帯型車内券発行機にて乗車券類を発売、またアクアスの入場券を購入することもできる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1(駅舎側) | テンプレート:Color山陰本線 | 上り | 出雲市・松江方面 |
2(反対側) | テンプレート:Color山陰本線 | 下り | 浜田・益田方面 |
※実際には上記ののりば番号標はない。上記の番号は列車運転指令上の番線番号である。
駅周辺
- 島根県立しまね海洋館アクアス
- 波子郵便局
- 波子海水浴場
- 国道9号
島根県立しまね海洋館アクアスまでは徒歩約10分。数年前にアクセス道が整備されたため、時間が数分短縮され、初めて来た人にとっても分かりやすくなっている。島根県立しまね海洋館アクアスの前には階段があるため、注意が必要。
利用状況
1日平均の乗車人員は33人である(2010年度)。2004年度は36人、1994年度は56人、1984年度は154人だった。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 40 |
2000 | 84 |
2001 | 56 |
2002 | 47 |
2003 | 40 |
2004 | 36 |
2005 | 29 |
2006 | 38 |
2007 | 34 |
2008 | 40 |
2009 | 30 |
2010 | 33 |
歴史
- 1921年(大正10年)9月1日 - 国有鉄道山陰本線の都野津駅 - 浜田駅間延伸時に開業。客貨取扱を開始。
- 1973年(昭和48年)6月15日 - 貨物取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 無人駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 無人駅になる[1]。
- 2000年(平成12年) - しまね海洋館アクアス開業により、簡易委託駅員を配置および特急停車駅となる。
その他
昭和50年代後半に2、3回広島駅 - 波子駅間(車両回送を含めると浜田駅まで)に芸備線・三江線・山陰本線経由で「波子ビーチ」号という臨時快速列車が運転された。広島運転区のキハ58系2両を使用していた。
隣の駅
※特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」(ともに一部のみ停車)・快速「アクアライナー」(当駅には全て停車)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陰本線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:山陰本線 (出雲地区)- ↑ 『JR気動車客車編成表』90年版 ジェー・アール・アール 1990年 ISBN 4-88283-111-2