沼ノ沢駅
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沼ノ沢駅(ぬまのさわえき)は、北海道夕張市沼ノ沢にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線(夕張支線)の駅である。駅番号はY21。電報略号はヌサ。
歴史
北海道炭礦鉄道が明治38年8月に頭山満、金子元三郎より真谷地の鉱区を譲り受け、同炭鉱開発が始まると共に当駅の開設となった。
- 1905年(明治38年)11月15日 - 北海道炭礦鉄道の貨物駅として開業。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、夕張線(後の石勝線)所属となる。
- 1910年(明治43年)8月16日 - 旅客営業を開始、一般駅となる。
- 1911年(明治44年) - 北海道炭礦汽船により真谷地砿開鉱。貯炭場より当駅まで馬車軌道敷設。
- 1913年(大正2年)12月 - 北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道が開業。馬車軌道廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道・JR貨物の駅となる。
- 1987年(昭和62年)10月13日 - 専用鉄道廃止、貨物列車の発着がなくなる。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 日本貨物鉄道の駅が廃止され、貨物取扱が終了。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。無人駅である。旧事務室部分にテナント「レストランおーやま」が入居している。
かつては、東部の真谷地地区へ向かって北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道が分岐していたため、多数の側線を有した。跨線橋を渡った国鉄駅舎の反対側に真谷地炭鉱沼ノ沢連絡所があり、この専用鉄道の乗降場となっていた。
駅周辺
周辺は農業地帯で、夕張メロンの主産地でもある。駅前には若干の商店が道路沿いに並んでいる。
隣の駅
- 北海道炭礦汽船
- 真谷地炭鉱専用鉄道(廃止)
- 沼ノ沢駅 - 真栄町(6区)駅