河原子駅
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河原子駅(かわらごえき)は、茨城県日立市河原子町4丁目7番1号にあった、日立電鉄日立電鉄線の駅(廃駅)である。
駅構造
- 片面ホームの無人駅であった。
- 茨城県道61号日立笠間線を乗り越える築堤上にあるため、ホームから海が見えた。
- 当駅が現在の位置に移転した当時、駅舎はホームから階段をおりた道の脇にあったが、その後ホームと階段の入口との間に無理矢理スペースを作って設置された小さな駅舎に変更された。
- 自動券売機の設置が1台あった。
- 乗車駅証明書発行機の設置が1台あり、白地に紫一条の証明書が発行された。
駅周辺
- 常陸多賀駅 - JR東日本常磐線
- 当駅と桜川駅との中間付近にある。近いためか当駅から大甕駅で下車する客は少なかった。運賃も常陸多賀 - 大甕の方が安い。
- 日立市立河原子小学校
- 日立河原子郵便局
- 国道245号
- 河原子街道
- 河原子海水浴場
- 河原子漁港
- 東福寺
- 天満神社
廃止後
- 2006年(平成18年)10月頃に駅舎が撤去された。
歴史
- 1947年(昭和22年)9月1日 - 大甕-鮎川の開業に伴い新設。
- 1948年(昭和23年)7月20日 - 約300m常北太田寄りに移転(現在位置)。
- 1962年(昭和37年) - 早朝及び深夜時間帯に限り駅員の配置をなくす。
- 1963年(昭和38年)7月24日 - 駅舎をホームと同じ高さに移す。階段を上ってきたところの脇に鉄骨で下から支えをつくり、その上に駅舎を作った。
- 1966年(昭和41年) - ラッシュ時のみ駅員配置とする。
- 1987年(昭和62年)10月1日 - 自動券売機設置につき無人化。
- 1997年(平成9年)12月15日 - 駅舎を、それまでの支えを一部は利用しつつもほとんどがホーム上にあるような構造に変更。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 日立電鉄線廃線にともない廃止