沖縄バヤリース
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テンプレート:出典の明記 テンプレート:独自研究 テンプレート:Infobox 株式会社沖縄バヤリース(おきなわバヤリース)は、日本の沖縄県において清涼飲料水のブランド「バヤリース」の製造・販売を行っている企業である。
沖縄県が1972年までアメリカの施政下にあった関係で、バヤリースの販売は日本本土とは異なり、1950年設立の「バヤリース・カリフォルニア・オレンジ(オキナワ)」という会社が販売していた(後にアメリカンボトリングに社名変更)。その後、1972年の沖縄本土復帰に伴い同社は廃業したが、当時の従業員を中心に事業を承継したのが沖縄バヤリースである。バヤリースのラインナップに加え、同社独自のブランドも展開している。
なお、沖縄県以外でバヤリース・ブランドを展開しているアサヒ飲料は、UCC上島珈琲(現在は子会社の沖縄ユーシーシーコーヒー名義)共々、同社の主要な株主に名を連ねている。
2014年4月、営業権とブランド商標権を2015年1月にアサヒオリオンカルピス飲料に譲渡して会社を解散することを発表[1]。
商品一覧
- バヤリースオレンジ(一部パッケージには「バヤリース・カリフォルニアオレンジ」と表記)
- バヤリースオレンジ カロリーオフ
- バヤリースアップル
- ippe飲む玄米自然飲料「げんまい」
- WACAMUNシリーズ
- サンサンクリームソーダ
- サンサンクリームソーダ ゼロカロリー
- ハイアーズ・ルートビアー(製造中止)
若干値段が高い商品でノニジュース・シリーズがあり、特に化粧箱入りのものが高級である。
※一部商品は契約上、沖縄県内のみの販売である。この関係で主力商品のバヤリース・オレンジは同社の通信販売でも扱っていない。ただし、沖縄限定販売の商品を販売しているネットショップもあり、全国で購入が可能。
アサヒ飲料製バヤリースオレンジとの違い
沖縄バヤリースのバヤリースオレンジは、1950年代から現在に至るまで、味や見た目にほとんど変更が加えられていない。 以下の点が本土のアサヒ飲料製品との主な違いである。
- アサヒ飲料製
- オレンジ果汁の含有率が10%・20%・50%の製品がある(10%・50%はリターナブル瓶のみ)
- 果汁はオレンジとみかんのブレンド
- 色は薄いオレンジ色
- ペットボトルは角形ボトル
- 沖縄バヤリース製
- オレンジ果汁の含有率は10%のみ
- 果汁はオレンジのみ
- 色は濃いオレンジ色
- ペットボトルは六角型ボトル
関連項目
脚注
- ↑ バヤリース、営業権譲渡 商品は存続 - 沖縄タイムス 2014年4月3日(2014年4月4日閲覧)