みずがめ座
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テンプレート:Infobox Constellation みずがめ座(水瓶座、Aquarius)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つでもある。
この星座には2等星以上の明るい星は無い。
主な天体
恒星
- α星:サダルメリク(Sadalmelik、「王の幸運な1人」)は、みずがめ座で2番目に明るい恒星。ほぼ天の赤道上にある。
- β星:サダルスウド(Sadalsuud、「最高な幸運」)は、みずがめ座で最も明るい恒星。
- γ星:サダクビア(Sadachbia、「秘密の幸運星」)
- δ星:スカト(Skat)またはシェアト(Scheat、「すね」)は、みずがめ座で3番目に明るい恒星。
γ星、ζ星、η星、π星は、水瓶の注ぎ口で、ここは英米では the Water Jar(水瓶)と呼ぶアステリズムである。日本では三ツ矢サイダーのトレードマークに似ていることから三ツ矢と呼び習わしている。なお、命名者は野尻抱影。
星団・星雲・銀河
- M73:散開星団(星群)。M72のすぐ東隣にある。
- M2:球状星団。中心部の星の密集度が非常に高いことで知られる。
- M72:球状星団。
- NGC 7009(土星状星雲):惑星状星雲。η星の南東にある。
- NGC 7293(らせん星雲):惑星状星雲。δ星の南西にあり有名である。
流星群
みずがめ座には流星群が3つある。3つとも、毎時約20個の流星が観測される。1つ目は5月4日ごろのみずがめ座η流星群で、2つ目は6月28日ごろのみずがめ座δ流星群で、3つ目が8月中旬に見られるみずがめ座ι流星群 である。
神話
メソポタミアではアッカドの英雄とエンキが結びついたグラ(Gulla、偉大なるもの)が原型と考えられている[1]。ギリシア神話では、はっきりとした話がない。必ず、ひっくり返った水を流し続ける水がめ、あるいはそれを持つ男性(ドイツ語ではみずがめ座は「水の男-ヴァッサーマン(英語の「ウォーターマン」に相当)」と呼ばれる)後として描かれる。通常、ガニュメーデース(わし座を参照)の持つ水がめであるとされる。水がめから流れた水は、そのままエリダヌス川(エリダヌス座)の流れになっている。
出典
- ↑ 近藤二郎『星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』誠文堂新光社