機動戦士ガンダム 一年戦争

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox機動戦士ガンダム 一年戦争』(きどうせんしガンダム いちねんせんそう)は、バンダイ2005年4月7日に発売したPlayStation 2用3Dアクションゲームテレビアニメ機動戦士ガンダム』の第1話から最終話までの戦い(一年戦争)を、1本のゲームで再現しているのが特徴。

概要

本作は、ガンダムシリーズの版権を保有するバンダイがナムコ(現・バンダイナムコゲームス)に開発を依頼してガンダムゲームを販売するコラボレート企画[1]PROJECT PEGASUS(プロジェクトペガサス)」の第1弾である(名称はガンダムの母艦であるホワイトベースの艦級名・ペガサスに由来)。

本作より以前にPlayStation 2で発売されたガンダムシリーズのゲームは、日本国内市場において最低でも50万本程度の売り上げ実績があり、開発技術力のあるナムコと提携することで『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』の90万本を上回るミリオン(100万本)超を目指す大作ソフトとして位置づけられていた[2]。ナムコは本作リリース後の2005年9月にバンダイと共同で持株会社バンダイナムコホールディングスを設立し経営統合を行なったが、そのきっかけは本作の共同作業だったとコメントしている[3]。しかし、現実には発売初週で15万本程度しか売れなかったテンプレート:要出典。要因として「内容が今までと同じ」「目新しさを感じない」などが挙げられるテンプレート:要出典

なお、「PROJECT PEGASUS」は第2弾以降の企画の発表がないまま両社の経営統合を迎え、自然消滅となった。

ゲーム内容

アムロ・レイが主人公ということもあり、使用する機体は概ねガンダムである。ただし、原作に即して一部ステージのみガンタンクガンキャノン、更にはホワイトベースの左舷機銃や、スレッガー・ロウとなって通常火薬主砲を使用する。

各ステージではプレーヤーが機体を操作する際、原作のシチュエーションを“特定の敵を特定の武器を使って倒す”等の様に再現すると「メモリアルアクション」という特別なデモシーンが発生する。全ての「メモリアルアクション」を発生させると、随時エクストラ機体として、GMガンダムNT-1などのモビルスーツが使用可能となる。なおエクストラ機体は「フリーモード」でのみ使用可能。

使用可能な武器は基本的にビームライフルビームサーベル、頭部の60mmバルカン砲のみで、ステージ27においてのみハイパーバズーカが使用可能となる(この場合はビームライフルは使用不可)。また、エクストラ機体の中には△ボタンで特殊な武器が使用可能で、ガンキャノンやガンキャノン重装型の「フリーモード」の地上戦限定のビームライフル、フルアーマーガンダムのキャノン砲がある。

関連商品

2005年3月に、ゲームで使用したガンダムの3Dポリゴンモデルを再現したプラモデル(ガンプラ)「マスターグレードRX-78-2ガンダム Ver.ONE YEAR WAR 0079」(略称“Ver. O.Y.W.”)が新規金型で発売された他、ザクドム等の在来商品が存在するモビルスーツもゲーム内の色設定に合わせたキットが発売されている。

  • RX-78-2 ガンダム Ver.ONE YEAR WAR 0079(2005年3月)
  • MS-06F/J 量産型ザクII Ver.ONE YEAR WAR 0079(2005年4月)
  • MS-07B グフ Ver.ONE YEAR WAR 0079(2005年4月)
  • MS-09 ドム Ver.ONE YEAR WAR 0079(2005年4月)
  • MS-14S シャア専用ゲルググ Ver.ONE YEAR WAR 0079(2005年4月)

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:宇宙世紀

テンプレート:ガンダムシリーズのゲーム
  1. 同様の開発をした例としては、カプコンの『機動戦士ガンダム vs.シリーズ』、コーエーの『ガンダム無双』がある。
  2. 『機動戦士ガンダム 一年戦争』発表会の詳細を報告!!(ファミ通.COM 2005年1月28日)
  3. きっかけは「一年戦争」──ナムコ・バンダイの進化論(ITmediaニュース 2005年5月2日)