権太坂

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権太坂(ごんたざか、英: Gonta Slope)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区にある旧東海道の名称、また保土ケ谷区にある町名の一つである。現行行政地名は権太坂一丁目から権太坂三丁目。旧東海道を東京から西へ向かう際、最初の急勾配として知られる。権太坂(一番坂・二番坂)、焼餅坂、品濃坂と坂道が続き、旅の難所であった。

年始に行われる箱根駅伝では、旧東海道の権太坂は通らないが、付近の国道1号の坂を権太坂と称し、往路2区の難所として位置づけられている。

地理

地名としての権太坂は、神奈川県保土ヶ谷区の南西部に位置し、北から順に一丁目から三丁目に分かれている。一丁目は丘陵を開発した宅地が整然と並ぶ。三丁目は国道1号沿いに商業施設もみられ、その内側に住宅地が広がっている。

地価

住宅地の地価は2014年平成26年)1月1日に公表された公示地価によれば権太坂3-5-23の地点で17万3000円/m2となっている。[1]

歴史

  • 1659年10月1日(万治2年8月15日):藤田権左衛門が鍬入れした日。代官藤原の指図により二番坂より下側を建設する。
  • 1660年(万治3年):完成

名称の由来

坂の改修工事を手がけた、藤田権左衛門の名から由来する。

  • 旅人(または大名)が、きつい坂を上り終えて休憩した際、近くに居た耳の遠い老人に坂の名前を尋ねたところ、自分の名前を聞かれたと思った老人が「権太」と答え、広まったという説もある。

周辺

(坂の下から)

(旧東海道沿線以外)

外部リンク

脚注

  1. 国土交通省地価公示・都道府県地価調査

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