森山駅
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森山駅(もりやまえき)は、長崎県諫早市森山町下井牟田に所在する島原鉄道島原鉄道線の駅である。 2005年3月に北高来郡森山町が諫早市に合併する前は、下り列車が旧諫早市と森山町の市町村境界を越え、森山町に入って直ぐの場所に位置した。 当駅に急行は停車せず、構内を低速で通過していく。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。二つのホームは干拓の里方の構内踏切(遮断機、警報機共になし)によって結ばれている。駅舎は無いが、待合所が南側のホーム上、干拓の里方に設置されており、この待合所の干拓の里方の脇が、駅の出入口となっている。無人駅。
駅周辺
駅は江戸時代に拓かれた諫早湾の干拓地の水田地帯、干拓が行われる前に諫早湾に突出していた赤崎の岬の稜線が途切れる辺りに位置している。 駅の場所は、県道124号と国道57号の合流地点の北側でもある。 県道124号は、丘陵地帯の盆地に形成された古い集落である上井牟田(かみいむた)及び、集落の北に在る、同集落の人々によって拓かれた下井牟田(しもいむた)集落を南北に貫通している。 上井牟田と下井牟田は諫早市に合併する前の森山町の前身であった井牟田村に相当し、井牟田地区の住民が諫早市の中心方面に出る上で重要な駅である。下井牟田の集落の家並みは、ほぼ国道57号の南側を北限として絶えるが、国道の北側と駅舎の間の空間に若干の民家と企業の営業所、商店等が密集している。合併で消滅するまでは、駅周辺では県道124号が北高来郡森山町と諫早市の境界を成していた。
利用状況
1日平均乗降人員は122人である(2005年度、島原鉄道線内44駅中第22位)。
歴史
- 1911年(明治44年)6月20日 - 開業。
- 1964年(昭和39年)6月1日 - 業務委託化。
- 1968年(昭和43年)3月31日 - 貨物営業廃止。
- 1968年(昭和43年)6月15日 - 無人化。