松阪競輪場
テンプレート:基礎情報 競輪場 松阪競輪場(まつさかけいりんじょう)は三重県松阪市にある競輪場である。施設所有および主催は松阪市。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部中日本地区本部。電話投票の競輪場コードは47#。
概要
松阪競輪場は1950年に開設された。2003年の11月より三連単が全国で最後に導入され、全ての競輪場で三連単が買えるようになった。
四日市競輪場と交互に開催され、四日市競輪場開催時は場外発売を行っていたが2007年度より四日市競輪場がナイター競走による開催に移行した為、当場での場外発売は2006年度末をもって廃止された。
記念競輪(GIII)として「蒲生氏郷杯王座競輪」が開催されており、元々は毎年7月に開催されていたが、近年は11月に開催時期が移動され、2014年は5月に開催される。開催2日目のシード優秀競走は、2013年までは現在の三重県松阪市出身の国学者の本居宣長の名を取り、「本居宣長賞」の名称で行われていたが、2014年から地元の特産品である松阪牛の名を取り、「松阪牛賞」の名称で行われている。
特別競輪は2002年と2007年にふるさとダービーが開催され、「蒲生氏郷杯」の名称は2日目のシード優秀競走に使用された。また、2011年に秋開催として最後の共同通信社杯秋本番が開催されている。
イメージキャラクターは牛の「マック」と「マッキー」、それにちなんで「マックカップ争奪戦」「マッキーカップ争奪戦」が開催されている。トータリゼータシステムは日本トーターを採用している。
存続問題と民間委託
近年は赤字経営が続いていることから、民間企業への委託を図るための計画を市として作成[1]し、そのための補正予算案を議会に提出したが、2012年11月の松阪市議会と、12月28日の臨時市議会で、いずれも否決される。これを受け山中光茂松阪市長は「廃止の方向で協議」と表明した[2]。
しかし直後の2013年1月に行われた市長選で、山中は再選を果たしたことから再び民間委託の方向を探ることになり、4月には他場の開催業務を受託している日本写真判定とアドバイザー契約を結び[3]、民間委託であれば今後の開催は市側が赤字とならないことを示した上で、改めて市民に対し公開プレゼンテーションを行なうための予算案を議会に諮り、可決された[4] 。これを受け業務委託企業が応募されたが、先にアドバイザー契約を結んでいた日本写真判定1社のみであったため、そのまま日本写真判定が6月1日に応募企業として公開プレゼンテーションを行なっている[5]。
そして業務委託に向けた補正予算案が議会に提出され、6月21日に可決された。これにより松阪競輪場は2013年7月1日より日本写真判定による業務委託の下で運営されることになり、当面は存続されることになった[6]。
バンク
1周の長さは400m。直線の長さは標準的だが、カントがややきついため捲りや追い込みが決まりやすく、先行タイプの選手には厳しいバンクといわれている。
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バンク - Matsuzaka-keirin-3.jpg
観客席 - Matsuzaka-keirin-4.jpg
電光掲示板
交通アクセス
場外車券売場
- 川越場外 - 三重郡川越町亀崎新田18-7(近鉄四日市駅より無料バス有)
歴代記念競輪優勝者
年 | 優勝者 | 登録地 |
---|---|---|
2003年 | 松岡彰洋 | 三重 |
2004年 | 望月永悟 | 静岡 |
2005年 | 小嶋敬二 | 石川 |
2006年 | 神山雄一郎 | 栃木 |
2008年 | 岩見潤 | 三重 |
2009年 | 中川誠一郎 | 熊本 |
2010年 | 園田匠 | 福岡 |
2012年 | 浅井康太 | 三重 |
2013年 | 山内卓也 | 愛知 |
2014年 | 金子貴志 | 愛知 |
- ※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。
脚注
- 元の位置に戻る ↑ 松阪市 競輪経営、黒字化へ 再建業者を公募 - 伊勢新聞・2012年11月22日
- 元の位置に戻る ↑ 松阪競輪が廃止へ 議会で再生予算案否決 - 産経新聞・2012年12月29日
- 元の位置に戻る ↑ 松阪市長会見 競輪、実質民営化の方向 日写とアドバイザー契約へ - 伊勢新聞・2013年3月29日
- 元の位置に戻る ↑ 松阪市議会 競輪プレゼン予算案可決 民間委託の業者選定へ - 伊勢新聞・2013年5月2日
- 元の位置に戻る ↑ 日本写真判定が松阪競輪の経営改善策 - 中日新聞・2013年6月2日
- 元の位置に戻る ↑ 松阪市議会 競輪事業予算案を可決 来月、委託契約を締結 - 伊勢新聞・2013年6月22日