札幌市豊平川さけ科学館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:博物館

ファイル:イトウとアルビノ.jpg
イトウとアルビノイトウ

札幌市豊平川さけ科学館(さっぽろしとよひらがわさけかがくかん)は、北海道札幌市南区真駒内公園内にある、サケ回帰事業と自然知識普及を目的とする博物館科学館である。「さけ科学館」と略されることが多い。建物は、北海道を代表する建築家の田上義也の設計による。

概要

真駒内公園の北の端近く、真駒内川のそば、豊平川に近い位置にある。本館、さかな館、実習棟の三つの建物を中心にしている。さかな館は1986年、実習館は2003年に建てられた。

さけ科学館は、1979年に始まった豊平川へのサケ稚魚放流の成功を受けて、1984年に作られた。科学館では毎年産卵に遡ってきたサケを捕らえて卵を採り、孵化させ、稚魚を放流している。放流先は、豊平川と真駒内川である。科学館でははじめ豊平川の床止めの堰で遡行を妨げられたサケを捕らえて採卵していた。魚道が整備されて鮭が通りやすくなると捕獲が難しくなり、1998年からは千歳川のサケから採卵している。

サケ類と、札幌市内にいる水生生物を飼育、展示する。2003年度の入館者は7万3196人であった。うち団体利用者は1万6152人で、さらにそのうち香港・台湾からの観光が5404人あり、他には小学校幼稚園保育園、市民見学会・町内会がめだった。野外でのさかなウォッチングやサーモンウォッチング、サケの採卵実習などを毎年催す。

また、札幌近辺のなど水生生物の調査を行っている。

沿革

交通手段

参考文献

外部リンク

テンプレート:Museum-stub