有栖川駅
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テンプレート:駅情報 有栖川駅(ありすがわえき)は、京都市右京区嵯峨野神ノ木町にある京福電気鉄道嵐山本線の駅。駅ナンバリングはA10。
駅構造
千鳥式2面2線ホーム。踏切を挟んで四条大宮行きを車折神社駅寄り(西側)、嵐山行きを帷子ノ辻駅寄り(東側)に配置している地上駅。踏切を通過する道路へは各ホームとも階段で連絡する。なお、道路は踏切部分も含めて道幅が狭く、最も近い幹線道路である三条通へは50m程であるが自動車の離合が不可能な場所がある。
駅周辺
歴史
- 1910年(明治43年)3月25日 嵐山電車軌道の嵯峨野駅として開業。
- 1918年(大正7年)4月2日 会社合併により京都電燈の駅となる。
- 1942年(昭和17年)3月2日 路線継承により京福電気鉄道の駅となる。
- 1975年(昭和50年)8月9日 有栖川駅に改称。
開業当初は「嵯峨野」という駅名だった。これは当時の住所が、京都府葛野郡太秦村 大字嵯峨野 字有栖川(上りホーム)および字神ノ木(下りホーム)だったことによる[1]。しかし、観光地としての「嵯峨野」は、天龍寺や大覚寺などの名所がある嵐山を含む一帯を指し、嵯峨野めぐりの観光客が誤って下車することが多かったことから[2]、1975年に有栖川駅と改称した。有栖川は、当駅の西を南北に流れる川の名前でもある。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- 有栖川駅 - 「嵐電オフィシャルサイト」より
- ↑ 太秦村は1931年に京都市に編入され、現在の住所は京都市右京区 嵯峨野有栖川町(上りホーム)および嵯峨野神ノ木町(下りホーム)である。
- ↑ 嵐電100年へ 有栖川駅 開業から75年までは「嵯峨野駅」