日産ディーゼル・スペースランナーRA
テンプレート:BusModelImage スペースランナーRA(SPACERUNNER RA )は、UDトラックス(旧:日産ディーゼル工業)が製造していた10~12m級の路線・自家用大型バス。
日産ディーゼルの大型路線バス名はかつて特に車種名は設けられず、型式名称(表記方法)として
- R/RA ⇒ U/UA ⇒ UA ⇒ RA(その後にスペースランナーRAの通称名がつく)/スペースランナーA(三菱ふそう・エアロスターのOEM供給車)
という変遷を辿るが、当記事では、U/UA以降を扱う。
また、日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスの業務提携により、当車種は三菱ふそうへエアロスターSとしてノンステップバスと自家用車がOEM供給されているが、そちらは三菱ふそう・エアロスター-Sを参照のこと。
目次
概要
日産ディーゼル工業のバス製造事業においては、他のメーカーとは違い、自社内もしくはグループ内にボディー製造部門が存在しない。このためボディーは、資本関係のない富士重工業(FHI)か西日本車体工業(NSK)で製造されており、2003年の富士重工業のバス車体製造撤退から2007年のスペースランナーAの発売開始までは全て西日本車体工業で製造されていた。スペースランナーAの発売開始以降もスペースランナーAのみ三菱ふそうバス製造(MFBM)で、それ以外は従来通り西日本車体工業で製造されている。このような経緯から、車種の外見が完全に変わっても、コーチビルダー側のモデルチェンジであって、車種そのもののフルモデルチェンジとは言い難い。
このため、これまでの型式の変更は、モデルチェンジにあわせた表記変更やエンジン設置方法の変更などがその要因である。かつては、1990年(P-)までは、サスペンション形式が板バネ(リーフサス)の場合はU、エアサスの場合はUAとなっていたが、1990年(U-)からは、UAに統一され、型式末尾のアルファベットの2桁目が板バネ(リーフサス)の場合はS、エアサスの場合はAとなった。現在は、エンジンの設置方法が変更になったことにより、観光型と同じRAを名乗っており、さらに、社内のブランド仕様統一のため、2005年から「スペースランナーRA」の愛称が与えられている。その後、三菱ふそうからエアロスターが「スペースランナーA」として供給されはじめ、「スペースランナーRA」と併売されている。こちらは型式がAPとなっている。
現在は、ノンステップバス・ワンステップバス・自家用ツーステップバスの3種類がある。また、国内のバスでは唯一ホイールベース5.8mのP尺のノンステップバスが製造されている。かつてはノンステップバスにおいて床面フルフラットタイプのバスが製造されていたが、その後ワンステップバスをベースとした、前扉から中扉までがノンステップとなるバスが製造された。
U/UA(U/UA系)
リーフサスは単にU、エアサスはUの後にAが入り、U~又はUA~となる。
なお、リーフサスもUAに統一されてからに関しては、#UA(UA系)を参照。
U/UA20・30・35系
日産ディーゼル・U(A)20系は1973年に昭和48年排出ガス規制に伴い2サイクルUDエンジン搭載の4R系とリアエンジンバスPR系をモデルチェンジし登場。U(A)20系は1970年から製造されていた4サイクルエンジン搭載のリアエンジンバスPR系に搭載していたPD6型(185ps)を水平式にしたPD6H型(Hは水平=horizontalの頭文字)を搭載した日産ディーゼル初のリアアンダーフロアーエンジンバスである。同時に5R系の代替として、PD6型を出力アップしトルクをより高めたPE6H型(220ps)搭載のU(UA)30系も登場している。
指定メーカーの富士重工業製の車体は13型ボディーが架装された。その多くは通称3Eと呼ばれる路線専用の13型Eボディーであるが、平行生産されていた一世代前のR13ボディー架装車も少なくない。また西日本を中心に導入された、西日本車体工業(西工)製の車体はカマボコと呼ばれる42MCボディであった。しかし、1978年以降は前面・後面のデザインなどを変更した53MCボディを架装している。このほか、北村製作所が車体を架装した例も、新潟交通や函館市交通局などごく一部に存在する。
なおU30系は富士重工製のみの設定であり、西工製は存在は未確認。
ホイールベースはU(A)20/30系とも、H尺(4.67m)、L尺(5.2m)、N尺(5.6m)の3種類が用意された。N尺は、路線バス用途の場合、納入事業者は北海道に多い。
1975年には、エンジンの静粛性が高い予燃焼室(渦流室式)式のPP6H型(195ps)を搭載したU35系を追加した。都市部の路線バス向けであったためエアサス仕様は設定されていない。
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U20H改(富士R13/3E) 琉球バス
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U20L改(富士R13/3E) 琉球バス
外装をスケルトンボディ並みに更新した車両でバス愛好家からは「バケルトン」の愛称で親しまれた。 - Shimotsuidentetsu ud u20n fuji.jpg
U20N(富士R13) 下津井電鉄
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U20L(西工42MC) サンデン交通
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U30H(富士R13/3E) 高知県交通
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UA30N(富士R13/3E) 道南バス
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UA30L(富士R13/3E) 高知県交通
K-U/UA31・36系
1980年に昭和54年排出ガス規制に伴い、U20/30系をマイナーチェンジしてK-U(A)31系に移行した。直結冷房搭載を考慮してエンジンの出力アップが行われ、U30系に搭載していたPE6H型を230psに出力アップして搭載している。
予燃焼室式エンジンを搭載したU35系は、PP6H型エンジンのまま昭和54年規制適合されK-U(A)36系となった。U-35系と同じくエアサスは設定されていない。1982年以降は昭和57年排出ガス規制に適合しN-U36系となった。
ホイールベースはU(A)20/30系から若干の変更が行われ、K尺(4.76m)、L尺(5.1m)、N尺(5.5m)の3種類が用意された。
車体は当初、富士重工はR13系ボディーを架装していたが、1982年にモノコックボディとスケルトンボディの中間的な構造のR15系ボディーの15型E(5E)または15型B(5B)に移行する。西工もモノコックボディの53MCを架装した例が殆どだが、1983年以降、スケルトンボディの58MCを架装した例がごく僅かだが存在する。
シンガポール向け輸出仕様としてU31RCNも存在する。車体は富士重工15型E(5E)で日本には存在しない12m級である。また、テールランプは西工スペースランナーの縦型を使用しており、1993年まで製造された。
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K-U31L(富士R13/3E)
日立電鉄 - K-U31N-Enoden-319.jpg
K-U31N(富士R13/3E)
江ノ島電鉄 - K-U31L-Kanto-Bus-3door.jpg
K-U31L(富士R15/5E)
関東バス - SSB Nissan Diesel.JPG
U31RCN(富士R15/5E)
シンガポールシャトルバス - Arao City bus01.jpg
K-U31K(西工53MC)
荒尾市交通局 - Sandenkotsu sanyoukyuko UD NSK.jpg
K-UA31K(西工53MC)
サンデン交通
P-U/UA32系
テンプレート:BusModelImage2 1984年に昭和58年排出ガス規制に伴い、P-U(A)32系となった。予燃焼室式エンジンは廃止となり、K-U(A)31系に用いていた直噴式のエンジンPE6H型(230ps)を搭載している。なおホイールベースはK-U(A)31/36系と同じである。
1985年秋には騒音規制の適合に合わせ、各部のマイナーチェンジが行われた。外観では後部のエンジン開口部が廃止している。またインパネのデザインも変更され、透過照明式メーターとシフトインジケーターを採用した。
車体は、富士重工が5E、5Bであるが、改良が行われ、リベットボディーから、ゴムで板をつなげたパネルボディーになった。西日本車体は、全て58MCになる。
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P-U32L(西工)
西鉄バス北九州 - P-U32N ISUHAKONE-2702.jpg
P-U32N(富士R15/5E)
伊豆箱根鉄道 - Donanbus 602 UD P-UA32N FHI 5E.jpg
P-U32N(富士R15/5E)
道南バス - Sapporo City Transportation Bureau UD P-UA32N FHI 5E.jpg
P-UA32N(富士R15/5E)
札幌市交通局 - 538-5972-JR-East-P-UA32L.jpg
P-UA32L(富士R15/5B)
JR東日本
P-U/UA33・50系
テンプレート:BusModelImage2 1988年にP-U(A)32系はP-U(A)33系となった。エンジンは新型のPF6H型(235ps)を搭載した。ホイールベースはK尺(4.72m)、L尺(5.24m)、N尺(5.55m)の3種類が用意され、このモデルより機械式ATのE-MATICが設定された。
また、高出力版のP-UA50系が設定された。エンジンはV8のRE8型(295ps)を搭載し、サスペンションはエアサスのみである。ホイールベースは短尺の設定が無く、L尺とT尺の2種類のみとなった。
富士重工製の車体はモデルチェンジに伴い、本格的なスケルトンボディのR17系ボディーの17型E(7E)または17型B(7B)を架装している。西工製は、P-U(UA)32系と同じ58MCである。
なお、P-UA50系は実際に路線バスとして使われた例は極めて少なく、自家用や高速バスに使われるケースが多かった。車体は、富士7Bの架装例が大半で7Eは存在しない。またごくわずかに西工58MCを架装した例が存在する。
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P-U33L 宮城交通
UA(UA系)
U-UA440系から型式の表記方法が変わり、UAのAは大型車を表すようになった。懸架方式の区別記号は末尾のアルファベットの2桁目に移り、L尺車(ホイールベース5.24m)の場合ではリーフサス仕様の型式記号はU-UA440LSN、エアサス仕様はU-UA440LANとなる。
また、ノンステップはF・N・Gの3タイプがある。
ここでは、まずにノンステップ以外について記述し、後にそれを述べる。
ノンステップ以外
U-UA440・510・520A系
テンプレート:BusModelImage2 1990年に平成元年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ、U-UA440系となった。エンジンおよびホイルベースはP-U(UA)33系と同じであるが、K尺の表記がH尺に変更された(変更後も4.72m)。運転席周りはP-U(UA)33系と共通だが、1992年に衝撃吸収式ステアリングに変更されている。
1991年に都営バス向けのワンステップ超低床バスが、1993年には京急型ワンステップバスが登場した。
V8エンジンを搭載した高出力車も同時にモデルチェンジが行われ、P-UA50系より高出力なったRE8型 (310ps) を搭載したU-UA510系と、さらに高出力のRF8型 (340ps) を搭載したU-UA520系が登場した。ホイルベースは短尺の設定が無く、L尺とN尺、R尺とT尺の4種類の設定である。P-UA50系と同じくリーフサスの設定はなく、エアサスのみの設定である。
テンプレート:BusModelImage2車体はP-(UA)33系と同じく、富士重工は7E、7B、西工は58MCを架装している。またU-UA510系は、その殆どが富士重工7Bを架装している。7Eを架装した例は鹿児島交通グループにみられる(トップドア車)。ミヤコーバスにも元サンプルカー(前中ドア車)が1台在籍。西工58MCの架装例も存在するが、鹿児島交通が路線用なのに対し、佐賀市営は自家用タイプのE型である。
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U-UA440HSN
(富士R17/7E)
越後交通 - U-UA440LAN Akan 109 from Kanachu.jpg
U-UA440LAN
(富士R17/7B)
阿寒バス - Kanto Railway bus 9098RG.JPG
U-UA510TAN
(富士R17/7B)
関東鉄道 - Tobus C-W297.jpg
UA440HAN
都市型超低床バス
(富士R17/7E)
東京都交通局
KC-UA460・521A系
テンプレート:BusModelImage2 KC-UA460系ノンステップバス(Fタイプ)については後述。
1995年に平成6年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ、KC-UA460系となる。エンジンは新型のPG6型(235ps)を搭載した。ホイルベースはP-U(UA)33系およびU-UA440系と同じである。またこのKC-UA460系をベースにディーゼル・蓄圧式ハイブリッドバスERIPが登場している。 床構造は、ツーステップとワンステップが設けられたが、1999年には西工の手で、ワンステップ車をベースに前中ドア間がノンステップとなる車輌が製造されている。
V8エンジンを搭載した高出力車も同時にモデルチェンジが行われ、再びKC-UA521A系の1種類に統合された。U-UA510系と同じくエアサスのみの設定で、ホイルベースは従来のL尺(5.24m)とN尺(5.55m)以外に、特大サイズのR尺(6.0m)とT尺(6.5m)の4種類が設定されている。ただし特大サイズの7Eボディ架装例は無い。U-UA510系と同じく長距離用のトップドア車が多いが、市内線用路線バスとして前中ワイドドア車が鹿児島市交通局に存在する。
KC-UA460A系の車体は富士重工、西工製双方で架装されているが、KC-UA521A系については富士重工製のみで西工架装例はほぼ皆無と思われる。西工製の車体は1996年に58MCから96MCにモデルチェンジしている。
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KC-UA460HAN
(富士R17/7E)
東京都交通局 - Kyoto Municipal Transportation Bureau - Kyoto 22 ka 6406.jpg
KC-UA460HAN
(西工58MC/B-I)
京都市交通局 - JR-bus-Kanto-L528-00505.jpg
KC-UA460NAN(富士R17/7E)
JRバス関東 - KC-UA521NAN-Kanachu-Ha127.JPG
KC-UA521NAN
(富士R17/7B)
神奈川中央交通 - KagoBUS0506251.jpg
KC-UA521NAN
(富士R17/7B)
鹿児島市交通局 - UA460車内.JPG
UA460車内(神奈川中央交通)
CNG車 試作U-UA440系・NE-UA4E0系
1995年にU-UA440系でCNG試作車を登場させ、それを元にUA460系をCNG対応させた車両が1996年に日本初の本格的なCNGバスとして登場した(NE-UA4E0系)。エンジンはU-UA系がPF6型173kW (230ps) 、NE-UA系はPU6型173kw(230PS)を搭載。ほとんどが富士重工製車体を架装しているが、阪急バスの1台のみ西日本車体工業製車体を架装している。
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U-UA440HAN改
CNGバス試作車
(富士R17/7E)
東京都交通局 - NE-UA4E0HSN Fujikyu F7652.jpg
NE-UA4E0HSN
(富士R17/7E)
富士急山梨バス - Toei-bus-N-C230 edited.jpg
NE-UA4E0HAN
(富士R17/7E)
東京都交通局 - Sendai-city-bus-225.jpg
NE-UA4E0LAN
(富士R17/7E)
仙台市交通局
蓄圧式ハイブリッド車“ERIP”
ERIP(エリップ)は蓄圧式ハイブリッド車である。地上設備の不要なハイブリッド車としての改造扱いで1995年に登場。KC-UA460系に設定され、基本的な構造は三菱ふそう・エアロスターの“MBECS”やいすゞ・キュービックの“CHASSE”に準ずる。ハイブリッドシステムの主要機器はボルボグループのボルボ・エアロ製である(当時資本関係はない)。ハイブリッド機構搭載による重量増で燃費も悪い、軽量化ができない、思ったほどの排出物低減効果が感じられない、路線バスで並行して要求されていた低床化に対応できないなどから、1999年に製造が打ち切られた。導入した事業者は少数にとどまり、東京都交通局・横浜市交通局・大阪市交通局・会津乗合自動車のみだった。 テンプレート:-
KL-UA452A系
テンプレート:BusModelImage2 KL-UA272系ノンステップバス(Fタイプ・Nタイプ)及びKL-UA452A系(Gタイプ)については後述。
2000年6月28日に平成11年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ、KL-UA452A系となった。エンジンは過給器付きのPF6H系を搭載し、高出力車もエンジン設定で対応した。標準出力車がPF6HTA型(240ps)、高出力車がPF6HTB型(300ps)となる。
ホイルベースはUA460/4E0/521A系から変更され、K尺(4.8m)、M尺(5.3m)、P尺(5.8m)、T尺(6.5m)の4種類が用意されているが、T尺はエアサス高出力車のみの設定となる。この車から、前扉付近にあるモデルプレートに表記されている型式から、軸距を表す記号以降の表記が消える(KL-UA452KANなら"KL-UA452K"、JPなど他車種も同じ)。
車体は富士重工、西工双方が架装している。富士重工製の7E(7B)ボディは軽量化などの改良がされて新7E(新7B)ボディとなったが、同社のバス架装事業終了に伴い2003年までの生産となる。また西工は高出力車のシャーシに自家用向けE型ボディを架装した車両を製造し、西日本を中心に近距離高速バス向けに導入例がある。
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KL-UA452MAN(富士重)
宮城交通 - Kyoto Bus - Kyoto 200 ka 534.jpg
KL-UA452MAN(西工)
京都バス - Kominato ua452.JPG
KL-UA452KAN(西工)
小湊鐵道 - Nishi-Nippon Railroad - 9367.JPG
KL-UA452TAN(西工)
西日本鉄道
CNG
駆動系以外はほぼベース車であるディーゼル車と同様である。 エンジンはPU6型184kW(250PS)を搭載。
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KL-UA452MAN改(西工)
仙台市交通局
CNGワンステップバス
ノンステップ - Fタイプ
KC-UA460A系
1997年にUA460KAM(改)[1]として試作扱いで登場したフルフラットノンステップバス。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。ドイツZF社からトルコンATやドロップアクスルなどを輸入して製造。ホイールがISO規格の10穴となっている。
ボディは富士重工 (FHI) 製の7Eを架装(富士重工のみの製造)。
構造的には車体後部に通常のKC-UA460A系と同じPG6型エンジン (235ps) を垂直横置きしている。
フルノンステップで、整備及び操作性に手が焼かれるトルコンATと言うこともあり、地方事業者にも既に廃車が発生している。産交バスが新車購入車が、13年余で廃車となっている。2013年8月時点で、現役で活躍している車輌は、旭川電気軌道、仙台市営バス各1台、プリンセスラインバス及び岩手県交通(西武バスおよび都営バスからの移籍車両[2]のみとなっている。
97年に製造された初期車は、都営・名古屋市営・京都市・熊本市営に投入されたが、既に全廃となっている(最後に廃車されたのは、京都市バスで、2013年初頭迄活躍した)。
翌1998年に正式承認を取りKC-UA460KAM(M尺はK尺の改造扱いで社内ではUA460MAMとして区別)として発売。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。構造的に従来と大差はなく屋根が若干薄くなった程度。中グライド仕様のサンプルカーは、じょうてつバスに譲渡された(2013年春廃車)。
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3扉ノンステップバス(H9年度試作車)
UA460MAM(富士R17/7E)
名古屋市交通局 - SANKO BUS 35 NISSAN DIESEL UA(KC-UA460KAM改).jpg
M尺(WB5.3m、改造扱い)ノンステップバス
KC-UA460KAM改(富士R17/7E)
産交バス - Iwateken-kotsu-1446.jpg
KC-UA460KAM(富士R17/7E)
岩手県交通 - L-D219 UA460KAM rear.jpg
UA460KAM(富士R17/7E)後部
東京都交通局
KL-UA272A系
テンプレート:BusModelImage2 2000年、平成11年排出ガス規制に対応に合わせマイナーチェンジされ、KL-UA272KAM(M尺はK尺の改造扱いで社内ではUA272MAMとして区別)として発売。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。エンジンがツーステップ・ワンステップと共通のPG6系から、中型トラックの増トン系などに採用されてきたMD92系のMD92TA型(過給モデル、260ps)に変更され、エンジンの小型化により客室空間が広がっている。なお当初は型式認定を得ていなかったことから、試作車時代と同じくUA460KAMと名乗っており、K尺は西武バス、M尺は札幌市交通局が導入している。
2003年富士重工のバス製造撤退まで生産。
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M尺(WB5.3m、改造扱い)新7Eノンステップ
KL-UA272KAM改(富士R17/7E)
船橋新京成バス
ノンステップ - Nタイプ
KL-UA272A系
2003年から、スペースランナーRA(後述)の登場まで製造されていたフルフラットノンステ。 富士重工のバス製造撤退で、従来富士重工のみの製造だったフルフラットノンステを、西日本車体工業(NSK)に移管し登場。
KL-UA272KAM改(すべて改造扱いでK尺とM尺があり、社内ではエンジンの違いからUA452KAM・UA452MAMとして区別)として発売。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。
エンジンはFタイプが専用のMD92系を用いていたが、Nタイプはワンステップバスと同じPF6系リアアンダーフロアエンジンを縦置きにして横方向にオフセットし、デフの位置をずらすことにより、リアオーバーハングの低床化を実現している。Fタイプに比べリアオーバーハング部分の座席が1列多く設定できるが、Fタイプに比べ座席位置は高い。
構造的には三菱ふそうニューエアロスターシリーズのノンステップバスに近いが、エンジンオフセットの方向は、ニューエアロスターとは逆のドア側になる。
しかし、この頃からそれまでフルフラットタイプを導入した事業者の大半がGタイプ(後述)に切り替えたため、Nタイプを導入した事業者は少ない。導入したのは、京都市交通局・西武バス・大阪市交通局・名古屋市交通局・神戸市交通局など。CNGバスも存在する。なお、西武バスと神戸市交通局の導入分は前中間ノンステップの仕様で導入されている。2005年8月で生産終了となった。
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M尺相当車 西工B-I/96MC
KL-UA272KAM改
名古屋市交通局
ノンステップ - Gタイプ
KC-UA460A改系
西日本車体工業が、安価な大型ノンステップバスを独自に企画し、2000年から改造扱いで製造開始したノンステップバス。尼崎市交通局が導入の第一号で、以後主流となるタイプである。
従来の日産ディーゼルのノンステップバスはすべてトルコンATのみであったため、MTベースの安価なノンステを求める声に応じ、ワンステップバスの前輪から中ドアまでをノンステップ化し、後部のエンジン周りはワンステップバスと同じ構造を採用してコスト削減と、MT化を実現したタイプ。
いすゞ・エルガtype-Aと同様の構造。
初期のKC-UA460*AN(改)系はH尺がホイールベース4.72m、L尺が5.24m、N尺が5.55mで西日本車体工業のみであった。
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Gタイプ(西工B-II/96MC)
KC-UA460HAN
尼崎市交通局
KL-UA452A改系
2000年からのKL-UA452*AN(改)系はK尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3m、P尺が5.8mで富士重工も車体を架装している(富士重工は2003年まで)。なお、西鉄バス北九州も電車代替バスの2代目車両として導入している。
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Gタイプ(富士R17/7E)
KL-UA452KAN改
西東京バス - Kantobus B1137.JPG
Gタイプ(西工B-I/96MC)
KL-UA452KAN改
関東バス
CNGノンステップバス
本節ではCNGノンステップバスについて特記することとし、ベース車(ディーゼル車)との共通仕様についてはベース車節を参照のこと。
Fタイプ
エンジンはPU6型177kW (240ps) を搭載。ベース車同様ZF製4速AT (ECOMAT) を搭載。ディーゼル車同様、富士重工業が製造を撤退するまで製造。
型式はKC-UA460KAM改/KL-UA272KAM改。ディーゼル車同様M尺はK尺の改造扱い。
- Kyoto-city-bus-211.jpg
CNGノンステップバス
Fタイプ(富士R17/7E)
KL-UA272KAM改
京都市交通局
Nタイプ
2003年から、スペースランナーRA(後述)の登場まで製造されていたフルフラットノンステップバス。富士重工業のバス製造撤退で、従来富士重工業のみの製造だったフルフラットノンステップバスを西日本車体工業 (NSK) に移行し登場。
エンジンはPU6型177kW (240ps) を搭載。ベース車同様ZF製4速AT (ECOMAT) を搭載。型式はKL-UA272KAM改。ディーゼル車同様M尺はK尺の改造扱い。
- NSK KL-UA272KAM.jpg
CNGノンステップ 西工B-I/96MC
KL-UA272KAM改
京都市交通局
Gタイプ
テンプレート:BusModelImage2 テンプレート:BusModelImage25速MTが標準設定されている。エンジンはPU6型184kW(250PS)を搭載。富士重工業(2003年まで)・西日本車体工業両社存在する。
2007年8月31日までは販売可能であることからスペースランナーRAに移行してからも導入例がある。2006年以降車はスペースランナーRAと同等のマイナーチェンジボディとなっている。ディーゼル車は2005年8月で生産終了となった。
型式はKL-UA452KAN改/MAN改/PAN改。
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Gタイプ(西工B-I/96MC)・CNG
KL-UA452KAN改
京王電鉄バス - Takatsuki KL-UA452KAN+NSK R.JPG
Gタイプ・CNG車のリア
KL-UA452KAN改
高槻市交通部
スペースランナーRA(RA系)
これ以降は、ツーステップバス・ワンステップバス・ノンステップバスを一括して扱う。
2005年6月6日、大型路線バスで初めて新長期規制(平成17年排出ガス規制)に適合したモデルが発売開始され、ADG-RA273A系となった。このモデルより、エンジン設置方法が「縦置き横倒し」から「縦置き直立」へと変更されたため、形式名がUAからRAへと変更された。
ADG-RA273A系
テンプレート:BusModelImage2 エンジンは、UA272(富士重工製)に搭載されていたMD92TAをベースに、尿素SCR触媒と超高圧燃料噴射(コモンレール)、酸化触媒を組み合わせた「FLENDS」と呼ばれる排出ガス浄化システムを搭載したMD92TJ型(300ps)1種類に整理された。
ホイールベースは、K尺(4.8m)、M尺(5.3m)、P尺(5.8m)、T尺(6.5m)の4種類あり、T尺以外はノンステップにも対応している。車体は西工96MCだが、平成18年灯火器類保安基準に適合するため、リアコンビネーションランプをJP/RM360と同じ縦並びにした他、フェンダーアーチの形状や窓割りの変更、サイドリフレクター(反射板)を追加した先代とは異なる外見が特徴。変速機は、路線車がDD5速MT車とZF社製OD5速AT車(K尺・M尺のみ)、近距離高速と自家用仕様がOD6速MT車[3]となる。なお、給油1〜2回毎にAdblue(アドブルー)と呼ばれる尿素水溶液を補給する必要がある。
- ADG-RA273KAN - seibubus - A5-101.jpg
ノンステップバス
ADG-RA273KAN
西武バス - Nishi-Nippon Railroad - 9380.JPG
標準床(高速仕様)
ADG-RA273TAN
西日本鉄道 - Nissan-Diesel ADG-RA273MANkai.jpg
標準床(教習車仕様)
ADG-RA273MAN改
OD6速MT車 - Tokyubus-ta8718-adblue.jpg
アドブルー補給口
東急バス
PKG-RA274A系、PDG-RA273A系
テンプレート:BusModelImage2 2006年6月、路線用5速MT車と自家用仕様6速MT車の一部(T尺のみ)が平成27年燃費基準達成をしたPKG-RA274A系になった。国内初の重量車燃費基準達成車となった。また、併せて新長期規制に対してPMの10%減を達成している。
一方、自家用T尺以外の6速MT車と5速ATノンステップ車に関してはエアロスター-S(後述)とともに2007年9月ころにマイナーチェンジされ、新長期規制に対してPMの10%減のみを達成したPDG-RA273A系になった。
前モデル(RA273)と同一型式のMD92TJ型220kw(300PS)であるが、元々RA273発売時から燃費基準をクリアする燃費性能を有していたことから、後述の汎用ランプ搭載車以外は内装・外観ともにRA273系と殆ど変わらず、リアウインドウの左下にあるステッカーくらいしか判別材料がない。PKG-RA274A系は「平成27年度燃費基準達成車」の緑色のステッカーで識別可能。また、2006年12月以降の新車には、新たに「燃費基準達成」の緑色のステッカーの上に「低排出ガス重量車 PM10%低減」の青色のステッカーが追加されているため、こちらでも判別可能である。
その後、スペースランナーRM/JP(PDG-)・エアロミディ-S発売とほぼ同時期の2008年1月より、バルブ交換の容易化のため[4]、リアランプが縦型テールランプから、三菱ふそうエアロスター(MP系)と同じ、ゴールドキング製の汎用ランプに変更された。 テンプレート:-
なお、日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスがバス事業における提携を発表したことにより、ノンステップバスは、2007年5月21日より、エアロスター-Sとして、三菱ふそうにOEM供給されている(PKG-AA274A系など、AA系となる)。また国土交通省には自家用型式のT尺も認可されている(提携の詳細はこちらを参照のこと)。
なお、5速AT車にはP尺が設定されていない。
2010年10月に施行される、平成22年排出ガス規制には適合しておらず、10月に同車のボディーメーカーである西日本車体工業が解散したことにより、8月末をもって製造を終了した。
WB4.8m | WB5.3m | WB5.8m | WB6.5m | |
---|---|---|---|---|
5速MT路線用 | PKG-RA274KAN | PKG-RA274MAN | PKG-RA274PAN | |
5速AT路線用 | PDG-RA273KAN | PDG-RA273MAN | ||
6速MT高速用 6MT自家用 |
PDG-RA273KAN | PDG-RA273MAN | PDG-RA273PAN | PKG-RA274TAN |
- Sendai-city-bus-703.jpg
ノンステップバス
PKG-RA274KAN
仙台市交通局 - Nishi-Nippon Railroad - 9876.JPG
ワンステップバス
PKG-RA274MAN
西日本鉄道 - Nishi-Nippon Railroad - 9445.JPG
標準床車(高速仕様)
PKG-RA274TAN
西日本鉄道 - PKG-RA274MANリヤ - enoden - 315.jpg
汎用ランプ搭載車
PKG-RA274MAN
江ノ島電鉄(車体後部)
スペースランナーA(AP系)
三菱ふそう・ニューエアロスターのOEM供給車で、車体は三菱ふそうバス製造 (MFBM) 製である。
こちらはUA系と同じくリアアンダーフロアエンジンの「縦置き横倒し」である。
PKG-AP35U系
2007年10月30日に発売された。三菱ふそう・エアロスターのPKG-MP系が日産ディーゼル(UDトラックス)にOEM供給されるものだが、エンジンはFLENDSを用いたUD製のMD92エンジンが用いられている。エアロスター(MP系)にはノンステップ車が2009年4月16日に追加設定されたが、スペースランナーA(AP系)はワンステップ車および自家用ツーステップ車のみの販売であった。
なお、エンジンそのものはUD製であるが、ハンドルのエンブレムを除き、運転席などはUDからのOEMでない三菱ふそう車と同じである。また窓ガラスには旭硝子のロゴ上に三菱グループの「スリーダイヤ」が彫られている。
5速MT車のみの販売で、自家用ツーステップにはホイールベース4.8m車(K尺)は設定されていない。
WB4.8m | WB5.3m | WB6.0m | |
---|---|---|---|
ワンステップ | PKG-AP35UK | PKG-AP35UM | PKG-AP35UP |
自家用ツーステップ | PKG-AP35UM | PKG-AP35UP |
テンプレート:Double image aside テンプレート:Double image aside
- SeibuBus A9-343.jpg
ワンステップバス
PKG-AP35UM
西武バス - Seibu Bus PKG-AP35UM rear.jpg
ワンステップバス
(補助ブレーキランプ搭載車)
PKG-AP35UK
西武バス(車体後部)
LKG-AP系
テンプレート:BusModelImage2 2010年5月27日に発表された型式。平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)及び重量車燃費基準適合車。平成17年排出ガス規制(新長期規制)基準値に対して、窒素酸化物(NOx)の65%低減、粒子状物質(PM)の63%低減を達成している。
エンジンが三菱ふそう製6M60(T2)に変更され排気量が減少(9.2L→7.5L)、可変ノズルベーン式ターボを採用。排ガス浄化機構は尿素SCR触媒に加え再生制御式PM低減装置を組み合わせている。
トランスミッションは5速MTが廃止され、アリソン製の6速ATのみ。
本モデルよりスペースランナーAにもノンステップ車が供給されるようになった。それに伴いAP37系が誕生した。
WB4.8m | WB5.3m | WB6.0m | |
---|---|---|---|
ノンステップ | LKG-AP37FK | LKG-AP37FM | |
ワンステップ | LKG-AP35FK | LKG-AP35FM | LKG-AP35FP |
自家用ツーステップ | LKG-AP35FM | LKG-AP35FP |
三菱ふそうとの提携終了後に提携中の発注分を販売し、2011年4月頃に納入が終了し、販売が中止された。
車体
冒頭にも少し記述したが、U/UA〜UAの車体は富士重工業(富士重工)製と、西日本車体工業(西工)製が存在する。富士重工製は東日本を中心に全国で、西工製は京都市交通局以西の近畿、山陽、九州地方で導入されていた。 (但し、ごく僅かではあるが、自家用では東日本でも西工架装車輛を導入した事例がある)。
しかし富士重工が2003年3月をもって車体架装から撤退したあとは、スペースランナーAを除き全国で西日本車体架装の車輛が導入された。撤退直前の2002年11月には東京都交通局と神奈川中央交通にUA452が投入された。
なお、富士重工撤退以前の東日本で西工架装車が導入された事例は、自家用・特定輸送用を除くと、1999年に東急バス・横浜市交通局が当時西工でのみ製造していた部分ノンステップ車(KC-UA460HAN改)を導入した例などがある(2000年からは西工製のJPが関東各地で見られるようになった)。
また、富山地方鉄道と宮城交通にそれぞれ1台ずつ西工架装のU-UA系が在籍しているが、これはもともと東日本地域で自家用バスとして使用されていた車両である。前面形状が京王バスのU-JP211NTNに準じたものになっているのが特徴である。
ちなみにスペースランナーAの車体は、前述のとおり三菱ふそうバス製造製である。
三菱ふそうとの相互OEM供給
前述のとおり、新長期規制に合わせて2007年から日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスは、バス事業における相互提携を行なっていた。そのため、2007年以降に販売された大型路線バスに関しては以下のとおりだった。
- 当初
- ディーゼル大型路線バスに関しては、エンジンは尿素SCR還元システムを使用した、UD製のエンジンが全車両に採用される。
- ノンステップバスは、当初は西日本車体工業ボディーのUD車に統一となり、UDから三菱ふそうへOEM供給された完成車がエアロスター-Sとして発売された。そのためハイブリッドバスを除いて三菱ふそうバス製造のノンステップバスは一時モデル廃止されていたが、2009年4月16日から三菱ふそうバス製造製のノンステップバスがワンステップバス改造扱いでラインナップに復活し、エアロスター-Sとの併売となった。
- ワンステップバスは、双方が生産。その上で三菱ふそう車がUDへとOEM供給されスペースランナーAとして販売している。
- これまで三菱ふそう・エアロスターにはなかった、自家用形式のT尺・ノンステップのP尺がエアロスター-Sとして認可されており、この形式がUDから三菱ふそうへと供給可能である。
- 2010年前期頃
- エアロスターが新長期規制にあわせてマイナーチェンジし、LKG-MP系となったことに伴い、以下のように変化した。
- ノンステップバス・ワンステップバス・自家用ツーステップバスともすべて双方で生産。その上でエアロスターが全モデルともスペースランナーAとして、スペースランナーRAがノンステップモデルのみエアロスター-Sとして併売。
- エンジンは、製造する側のエンジンを搭載(エアロスター・スペースランナーAはふそうエンジン、スペースランナーRA・エアロスター-SはUDエンジン)。ただしいずれもUDトラックスの技術供与を受けた尿素SCRを採用。
- 2010年後期頃
- 西日本車体工業での車体生産の終了・解散に伴い、全ての車種が三菱ふそうでの生産となり、そのうえでエアロスターが全モデルともスペースランナーAとして販売される。UDトラックスから三菱ふそうへの供給は、バス車体の製造が終了したため行なわない。
- エンジンは三菱ふそうのエンジンを搭載。尿素SCRの採用は変わらず。
販売終了、バス事業からの撤退
2010年10月29日付で、三菱ふそうとの合弁会社設立に向けた協議およびOEM供給の打ち切りが発表された[5][6]。これにより、スペースランナーAの発注受付が終了した。
UDトラックスは2011年4月に最終納入分を納入し販売終了。同時にバス事業から撤退した。
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:自動車 テンプレート:三菱ふそうトラック・バス製のバス車両- ↑ 名古屋市営バスのみはUA460MAM(改)。
- ↑ 都営バスからの移籍車両は、東日本大震災支援による無償譲渡車輌。
- ↑ 路線車用5速MTに6速目を追加しただけの変速機である。
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ UDトラックス社とのバス事業に関する合弁会社の設立協議交渉終了について三菱ふそうプレスリリース 2010年10月29日
- ↑ バス事業に関する合弁会社の設立協議打ち切りのお知らせUDトラックスプレスリリース 2010年10月29日