推理クイズ・私がほんもの!
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『推理クイズ・私がほんもの!』(すいりクイズ わたしがほんもの)は、1980年10月6日から1981年4月6日まで日本テレビ系列局で放送されたクイズ番組。ロート製薬の一社提供。
概要
『ほんものは誰だ?!』のリニューアル版である。司会は土居まさるが、ナレーターは大山のぶ代が務めた。番組オープニングのセリフは「嘘か誠を推理で見分ける、私がほんもの!」で、のちに「推理クイズ・私がほんもの!」に変更された。ちなみに番組テーマ曲は、『ほんものは誰だ?!』の初期に使われていた曲だった。
内容は『ほんものは誰だ?!』とほとんど同じだが、この番組では解答者は芸能人だけでなくなり、一般視聴者も参加できるようになった。日本テレビ系列局で放送のロート製薬一社提供番組で、視聴者が参加可能な番組はこれが初である。
この番組の終了により、1973年2月から8年2か月間にわたって続いた『ほんもの』シリーズは幕を下ろした。番組終了から1年後の1982年には、同じく土居が司会を務める『エッ!うそーホント?』が同じく日本テレビ系列局で放送された。
放送時間
放送時間は基本的に毎週月曜 19:30 - 20:00 (JST) だったが、福井放送・四国放送・南海放送の3局ではそれまでと同様にTBS製作の『人生ゲームハイ&ロー』の同時ネットが行われていたことから、30分前倒しする形で先行ネットされていた。
ルール
- 出場者は、2人1組の一般解答者が3組。さらに、一般解答者の目安となる芸能人解答者が3人いた。メンバーはレギュラーの桂小金治と、男性ゲスト・女性ゲストがそれぞれ1人(ただし、小金治が都合で来られない時には春風亭小朝が代役を務めた)。
- クイズは全部で4問。1問目と2問目は一般人が登場。まず芸能人解答者が第1印象スイッチを押した後、制限時間内に3人(うち1人が本物。以後同じ)に様々な質問をする。時間が来たら、一般解答者も1チームにつき1問質問する。そして芸能人解答者が本物だと思う人のスイッチを押し、それを見て一般解答者もスイッチを押す。最後は本物が立ち、正解発表となる(この後、偽者の正体も明らかにする)。
- 3問目は芸能人が登場。最初は第1印象スイッチを押さず、土居が3人の芸能人に質問する。以後は同じ(ただし、偽者の正体は明かさない)。
- 4問目は1&2問目と同じ一般人からの問題だが、芸能人解答者の質問は1人につき1問。それ以外は1&2問目と同じ。
- 一般解答者の賞金は、1問正解 - 3問正解は正解数×2万円。そしてパーフェクトを達成すると、解答者席上に吊るされていたくす玉が割られて紙吹雪・風船・紙テープが舞い、賞金10万円+海外旅行が貰えた。ただ、パーフェクトを達成していなかったチームのくす玉が割られてしまい、土居がお詫びすることもあった。