情報教育
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情報教育(じょうほうきょういく)とは、情報を扱う能力を高めることによって、学習者が情報社会の中で主体性や創造性を発揮できるようになることを目的とする教育のことである。情報教育で何を扱うかについては、文部科学省などが「情報活用能力」を伸ばすことを提案している。
情報活用能力
文部科学省が提唱する情報活用能力には、「情報活用の実践力」「情報の科学的な理解」「情報社会に参画する態度」の3つの要素がある。これらの要素は、単独で存在するのではなく、相互に関係し合っている。
情報活用の実践力
- 「課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて,必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し,受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力」の育成
情報の科学的な理解
- 「情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と,情報を適切に扱ったり,自らの情報活用を評価・改善するための基礎的な理論や方法の理解」の育成
- 情報手段の仕組みや特性の理解
- 問題解決の手順と結果の評価についての基礎的な理論や方法
- 人間の知覚,記憶,思考についての特性に関する基礎的な理論と方法
- 情報を表現する技法に関する基礎的な理論と方法
情報社会に参画する態度
- 「社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響を理解し,情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え,望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度」の育成
参考資料
- http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/020706.htm 文部科学省, 『情報教育の実践と学校の情報化~新「情報教育に関する手引」~』