恋人よ (1995年のテレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:基礎情報 テレビ番組恋人よ』(こいびとよ)は、1995年10月19日から同年12月21日までフジテレビ系列で木曜日22:00-22:54(木曜劇場)で放映された連続テレビドラマ。全10回。

最終回のみ30分拡大で22:00~23:24の放送。平均視聴率は15.0%。

出演

ほか

ストーリー

1995年4月、愛永(鈴木保奈美)と航平(岸谷五朗)はとある結婚式場で出逢った。それぞれの結婚式を数時間後に控えていた二人は、ともに婚約者の裏切りを知り、途方に暮れていたのだった。しかし、それでも二人は互いに励まし合い再会を約束し、無事式を挙げた。式から半年後、航平は愛永のことを忘れかけていたが、妻粧子(鈴木京香)と暮らす家の隣に愛永と夫、遼太郎(佐藤浩市)が引っ越してきた。その日から隣同士として二組の夫婦の和やかな交際が始まったが、やがて平穏な日々に徐々に亀裂が入っていく。

スタッフ

主題歌

To Love You Moreセリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニー

挿入歌

  • 「The Power of Love」セリーヌ・ディオン:第6話、出産シーン
  • 「Just Walk Away」セリーヌ・ディオン:最終回、入院中のシーン
  • 「O Holy Night」マイケル・クロフォード:最終回、結婚式のシーン

各話タイトル、放送日、視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率 備考
第一回 1995年10月19日 結婚一時間前の恋 14.4%
第二回 1995年10月26日 私書箱恋愛 16.9%
第三回 1995年11月2日 情熱の隠された場所 16.0%
第四回 1995年11月9日 日帰りの不倫旅行 13.1%
第五回 1995年11月16日 誰も裏切らない恋 15.3%
第六回 1995年11月23日 誕生 13.0%
第七回 1995年11月30日 許されない告白 13.7%
第八回 1995年12月7日 愛しているのは君じゃない 15.1%
第九回 1995年12月14日 あなたなんか死んでしまえばいい 14.5%
最終回特別編 1995年12月21日 最後の恋文 18.0% 90分拡大版
平均視聴率 15.0% (視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

その他

  • 野沢尚本人によるノベライズ版の発売は上巻が1995年9月30日初版、下巻が同年10月30日初版となっている。つまり本放送前に上巻が、放送が始まった直後に下巻が出版されたわけで、これは異例のことであり、事前に物語の構想がかなり煮詰められた段階で撮影が始められたことが伺える。上巻の解説は鈴木保奈美が、下巻の「あとがき」は岸谷五朗が担当している。また下巻の「作者からの言葉」の中で、野沢は当時のドラマブームの中で、安易に脚本家が名前だけを貸した(つまりゴーストライターが実際の小説を書いている)内容の薄いノベライズ本が書店に並ぶことに苦言を呈している。
  • 主人公の愛永が神戸市出身で、放映同年に発生した阪神・淡路大震災で、実家であり父・宗市が経営するバーが被災したという描写がある。
  • この作品の6年後の2001年、同じ野沢脚本のドラマ『水曜日の情事』(フジテレビ系)の中で、登場人物である小説家の新作に『恋人よ』のストーリーが、一部盛り込まれている。
  • 本作主演の鈴木保奈美が事実上女優を引退していたことや、主題歌が洋楽であり、権利関係が複雑であることなど様々な理由があり、視聴者からの要望が多数寄せられながらもなかなかソフト化されず、再放送も1996年夏に1度されただけで以後長らくその機会はなかった。2004年6月に脚本の野沢尚が急死した際、哀悼の念を込めて翌月、実に8年ぶりに再放送され、その年の11月にはDVD化されることになった。
  • 2007年3月30日から韓国・SBSの金曜ドラマ枠でリメイク版が放送された(全20話、一夜で2話を放送)。SBSでは2006年放送の『恋愛時代』に次ぐ2作目の野沢作品であり、主演するユンソナの7年ぶりの韓国ドラマ復帰作としても話題となった[1]。テレビ放映に合わせ、ノベライズの正式な韓国語版も出版された。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. ユンソナが7年ぶりに韓国ドラマ出演 Chosun Online 2007年2月22日

外部リンク

テンプレート:前後番組

テンプレート:木曜劇場