引田駅
引田駅(ひけたえき)とは、香川県東かがわ市引田にある四国旅客鉄道(JR四国)高徳線の駅である。駅番号はT10。駅表示パネルのコメントは讃岐和三盆とひな祭りの駅。
歴史
- 1928年(昭和3年)4月15日:国有鉄道の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道(JR四国)の駅となる。
- 2005年(平成17年)10月:駅舎の改修工事を実施。
駅構造
ホームは相対式、島式2面3線で1番のりばが一線スルーになっている。留置線が1線敷設されている。旧貨物線(引込み線)1線。駅舎のすぐ前の駅舎は海側。喫茶店が同居。以前はJR四国経営の喜多方ラーメン麺小町引田店・キヨスクが営業していた。トイレは、駅舎の横にあり、男女共用の汲み取り式で、バリアフリー化されていない。10mほど先には、早朝・深夜業務の乗務員が使用する宿舎がある。
2005年10月に、駅舎の改修工事が行われた。自動券売機が新しくなり、列車時間表が、改札口の上から券売機の横に移動した。これは、身体障害者や、目の悪い高齢者に配慮したものである。また、これと同時に便所の改修も行われたが、外壁塗装や、大便所の鍵を変えただけで、水洗化はされなかった。
駅業務
駅員は、概ね1名が勤務している。当駅は三本松駅の被管理駅となっているため、駅長はおらず、駅員は三本松駅から出向してきている。出札・集札業務のほか、駅の清掃、車両の解結等の作業も行っている。改札業務は行っていない。駅窓口の営業時間は6時45分から10時45分まで、及び15時30分から20時までとなっている
窓口にはマルスがなく、利用客から指定券販売を頼まれたときには、駅員はマルスのある三本松駅に照会する。窓口に設置してあるPOS端末では指定券を発行できないため、料金補充券で発売している。
また、京阪神・東京・岡山・広島方面への高速バス乗車券の発売も行っている。なお、高速引田バス停は、引田駅から約2km先の高松自動車道引田ICにある。
2010年3月12日までは、最終の到着が1時前であった。今は0時36分である。
利用状況
1日平均の乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2008 | 320 |
2009 | 310 |
2010 | 305 |
2011 | 296 |
特急の停車
特急「うずしお」は、上下列車合わせて1日22本(2010年3月現在)停車する。 引田は香川県の東端に位置し、県庁所在地の高松からは高徳線の距離で約45km離れている。このため、普通列車を利用する場合よりも高松までの所要時間を30分程度短縮できる。また徳島方面では特急の本数は普通列車(2010年3月現在上下合わせて21本)とほぼ同数である。一部当駅を通過する列車もあるが、2月末から3月3日までの引田ひなまつり期間中は臨時停車する列車がある。
国鉄時代には急行「阿波」「むろと」が停車していたが、その本数は少なく、1日6本(1971年3月)であった。
駅周辺
駅前には、市営無料駐輪場、月極契約駐車場、東讃共同タクシーの営業所、徳島バス(2013年3月31日まで鳴門市営バス)・大川バスの停留所、接骨院、うどん屋、クリーニング店、焼鳥屋、スナックがある。国道11号沿いにあり、引田地区内では比較的賑やかな所である。
- 引田の街並み
- 引田港
- ばいこう堂本店 - 和三盆
- 東かがわ市引田庁舎
- 東かがわ市立小海保育園
- 東かがわ市立引田幼稚園
- 東かがわ市立引田小学校
- 東かがわ市立引田中学校
- 引田愛育園
- 安戸池(マーレリッコ、ワーサン、野網和三郎銅像がある。)
- 田ノ浦海水浴場
- 大池オートキャンプ場
- 城山
- 古い町並み(かめびし、讃州井筒屋敷、日下家など)
- 翼山
- 翼山温泉
- 東かがわ市歴史民俗資料館
接続する他の交通機関
バス
- 路線バス(大川バス引田待合所)
- 大川バス
- 当駅前大川バス引田停留所より発車する。引田 - JR高松駅間を、長尾街道経由で運行している。引田~高松駅間は14往復(一部の便は、三本松または長尾で乗換えが必要。土・日曜、祝日、12月29日 - 1月3日は、上り5往復、下り7往復運休)。区間運転の便も数便ある。所要時間・料金は、引田 - 高松駅間で約1時間30分、970円である。JRよりも割高で時間もかかるが、長尾や三木へはJRが通っていないので利便性が高い。また、高松市中心部の瓦町等を経由するので、それらの地区には乗換えなしで行け、JRよりも割安で速い場合がある。
- 徳島バス
- 翼山温泉 - 引田駅前 - 鳴門駅前間を運行(翼山温泉までの区間は2009年4月運行開始)。当駅前の信号を渡って左手にある大川バス引田停留所(翼山温泉行は信号手前側の歩道上)から発車する。1日12往復(平・休日とも。翼山温泉へは11往復)。だが列車との接続は取っていない。鳴門駅前までの所要時間は40~45分。当駅より鳴門駅へは、JRよりもバスを利用したほうが速い場合が多いが、料金はJRの方が200円ほど安い。2013年3月31日までは鳴門市営バスが運行していたが撤退、同年4月1日からは徳島バスが運行している。なお、徳島バスは以前にも同区間のバスを運行していたが、利用者の減少により廃止されていた。
- 高徳特急バス(廃止)
- 大川バス
隣の駅
- 四国旅客鉄道
- テンプレート:Color高徳線