建隆
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建隆(けんりゅう)は、北宋の太祖趙匡胤の治世に行われた、宋朝最初の元号。960年 - 963年。。 テンプレート:ウィキプロジェクトリンク
- 元年正月辛丑朔(1日) : 新年祝賀のおり、遼と北漢が兵を合わせて侵攻との報が入り、周朝は殿前都点検の趙匡胤を派兵。
- 元年正月甲辰(4日) : 陳橋の変。趙匡胤、開封に戻り、後周の恭帝から禅譲を受けて皇帝に即位。
- 元年乙巳(5日) : 国号を宋とし、建隆と建元。
- 2年 : 杯酒釈兵権。
- 4年2月 : 荊南が宋に降る。
- 4年4月 : 建隆応天暦が施行される。
- 4年11月 : 乾徳と改元。
西暦等との対照表
建隆 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 |
西暦 | 960年 | 961年 | 962年 | 963年 |
干支 | 庚申 | 辛酉 | 壬戌 | 癸亥 |
遼 | 応暦10 | 応暦11 | 応暦12 | 応暦13 |
峻豊
高麗の光宗が峻豊なる年号を建てたとする説は誤りで、峻豊は建隆の避諱にすぎない。建隆の建は太祖王建の建を避けて峻とし、隆は世祖王隆建の隆を避けて豊としたものである。