平和自動車
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テンプレート:Infobox 平和自動車(ピョンファじどうしゃ)は、金剛山国際グループの系列の韓国の自動車メーカー。「統一教会」(統一協会)系の企業でもあり、社長は「統一教会」(統一協会)の幹部、朴相権(パク・サングオン)である。
北朝鮮において、自動車の生産を行なっている。
尚、日本国政令である「輸出貿易管理令(根拠法:外為法)」に基づいて作成される「外国ユーザーリスト(名称:Peace Motors Corporation、懸念項目:生物、化学、ミサイル、核、リスト番号:375)」に登載されている。
概略
平和自動車は北朝鮮の「朝鮮リョンボン総会社」と70対30の資本比率で「平和自動車総会社」という合弁会社を設立し、2002年4月から北朝鮮の南浦特別市(ナンポ)の工業団地で、イタリアのフィアット社が製造する小型セダン「シエナ」を「フィパラム」(口笛の意)の名で組み立て、販売している。「フィパラム」のほかに「ポックギ」(カッコウの意)というミニバン、SUV、ピックアップトラックなども生産している。
同社は以前ベトナムで雙龍自動車、フィアット、イヴェコの合弁会社「メコン」で「コランドー」を組み立てて販売した経験があり動向が注目されていたが、2012年、統一グループは自動車の製造を取りやめ、流通業に転進を図る方針を打ち出している[1]。
車種一覧
- フィパラム(ベース車はフィアット・シエナ)
- フィパラムII(ベース車は華晨汽車・駿捷)
- チュンマ(ベース車は雙龍・チェアマンH)
- ポックギ(ベース車はフィアット・ドブロ)
- ポックギII/ポックギIII
- ポックギ4WD
- サムチョリ(ベース車はトヨタ・ハイエース100系)
- Pyeonghwa Pronto in Vietnam 2012.jpg
ポックギII