岡山北バイパス
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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox road 岡山北バイパス(おかやまきたバイパス)は、岡山県岡山市北区伊島町2丁目から同区御津中山に至る、延長10.5kmの国道53号バイパスである。また一部区間は地域高規格道路空港津山道路を構成する。
当該道路は岡山・鳥取間のメインルートであると同時に、岡山ICおよび岡山空港(吉備新線経由)へのアクセス道路として、更には第二次緊急医療施設(国立病院)への連絡強化を果たしている。
現時点、岡山市北区伊島町2丁目 - 同市同区菅野間(L=8.7km)を暫定供用している。
なお、本路線の暫定供用に伴い、旧道は岡山市道伊島町二丁目吉宗線となっている。
概要
岡山市北区伊島町2丁目 - 岡山市北区田益
- 規格:第4種第1級
- 道路幅員:27.0 - 50.0m
- 車線数:完成4車線 - 暫定4車線(完成6車線)
- 車線幅員:3.5m
- 設計速度:60km/h
- 制限速度:60km/h
津高大橋付近は、岡山方面の橋梁を両方向の車線が暫定的に使用しているために上下線あわせて3車線(岡山市街地方面2車線、津山方面1車線)となっており慢性的な渋滞の原因となっていたが、2012年8月31日に津山方面の橋梁を新設し、車線増設工事が完成。津山方面も2車線化した。
岡山市北区田益 - 岡山市北区御津中山
- 規格:第3種第2級
- 道路幅員
- 土工部:22.0m
- トンネル部:17.5m
- 車線数:暫定2車線(完成4車線)
- 車線幅員:3.5m(現トンネル部の完成供用においては、3.25mとする)
- 設計速度:80km/h
- 制限速度:60km/h
現在、岡山市北区菅野 - 同区御津中山間(L=1.8km)は、未供用である。この区間は、地域高規格道路空港津山道路の一部区間を担う。
沿革
- 1958年(昭和33年)3月31日 都市計画決定(津島 - 万成)
- 1974年(昭和49年) 事業化
- 1975年(昭和50年)9月 都市計画決定(万成 - 吉宗)
- 1980年(昭和55年) 用地着手
- 1986年(昭和61年) 工事着手
- 1988年(昭和63年) (県)上芳賀岡山線 - (市)大岩小幸田線間(L=2.3km)の暫定2車線供用
- 1990年(平成2年)1月12日 都市計画決定(吉宗 - 御津町中山)
- 1991年(平成3年)3月 津島地区(L=1.5km)の4車線供用(一部暫定2車線供用)
- 1993年(平成5年)12月 津島地区(L=0.4km)の暫定2車線供用
山陽自動車道(備前IC - 岡山IC)の完成に合わせて、旧53号(当時の国道53号、現在の(市)伊島町二丁目吉宗線)線を通ることなく、岡山北バイパス利用で岡山ICまでアクセスが可能となる。
- 1995年(平成7年)12月16日 (主)岡山賀陽線以北が地域高規格道路空港津山道路の整備区間に指定
- 1996年(平成8年)3月 (市)大岩小幸田線 - (県)日応寺栢谷線間(L=3.2km)の暫定2車線供用
- 1998年(平成10年)10月28日 (県)日応寺栢谷線 - 現国道53号(L=1.3km)の暫定2車線供用
- 2001年(平成13年)7月18日 岡山市津島京町1丁目 - 山陽自動車道岡山IC間(L=2.0km)の4車線化
- 2001年(平成13年)12月 山陽自動車道岡山IC - (主)岡山賀陽線間(L=0.7km)の4車線化
通過市町村
接続している主な道路
- 首部橋西交差点(岡山県道238号上芳賀岡山線)
- 山陽自動車道 (14 岡山IC)
- 田益分岐部(岡山県道72号岡山賀陽線・吉備新線)
備考
- 現在、現道拡幅区間を除き、全線を暫定供用している。将来的には6車線となる区間もあり、更なる交通量が見込まれている。
今後の見通し
主な構造物
- 津高大橋(124m)
- 津高高架橋(190m)
- 首部大橋
- 大岩高架橋
- 田益第1高架橋
- 田益第2高架橋(273m)
- 田益大橋
- 菱谷高架橋(131m)
- 菅野高架橋(302m)
- 辛香トンネル