山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
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山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場(やまなしけん こせスポーツこうえん りくじょうきょうぎじょう)は、山梨県甲府市の山梨県小瀬スポーツ公園内にある陸上競技場。球技場としても使用される。施設は山梨県が所有し、山梨県体育協会が指定管理者として運営管理を行っている。
なお、甲府市に本社を置く地方銀行の山梨中央銀行が命名権を取得しており、2011年3月1日から「山梨中銀スタジアム」(やまなしちゅうぎんスタジアム、略称「中銀スタ」)の呼称を用いている(後述)
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟のヴァンフォーレ甲府のホームスタジアムとして知られる他、ジャパンラグビートップリーグなどの試合も開催される。
目次
歴史
開場から1996年まで
1986年に山梨県で開催された第41回国民体育大会(かいじ国体)の開閉会式場および陸上競技施設として開場。建設費抑制や国体閉会後の利用予測から座席はメインスタンドのみとし、バックスタンド及びサイドスタンドは傾斜の緩い芝生席となった。また、昼間使用を前提としたため夜間照明設備は省略され、屋根も放送・来賓席の部分のみに設けるなど当時の国体用陸上競技場(鳥取県立布勢総合運動公園陸上競技場や沖縄県総合運動公園陸上競技場を参照)を基準とした造りであった。
また、平成8年度全国高等学校総合体育大会(1996年)で総合開会場ならび陸上トラック競技の会場として使用された。
1997年から2004年まで
ヴァンフォーレ甲府が1999年よりJリーグ ディビジョン2(J2)に参入するに際して、J2のスタジアム開催基準(椅子席1万席以上、夜間照明設備、電光掲示板等)を満たすため、拡張工事を実施(第一次拡張)。内容はバックスタンドの芝生席を一度解体のうえ、新たにスタンドを設置して座席化。夜間照明設備の新設および南側サイドスタンドに電光掲示板を設置、放送設備を改修するといったものであった。
2004年にフィールドの改修が行われ、土壌入れ替えや排水設備の改良、芝生をティフトン類の夏芝に張り替えた。また、オーバーシードを行うことにより1年中緑色を保てるようになった。
2005年以降
Jリーグ ディビジョン1(J1)の基準である椅子席1万5000席以上を満たすために、2005年に観客席の拡張工事を実施(第二次拡張)。内容はサイドスタンドに残されていた芝生席を解体の上、新たにスタンドを設置し座席化。またバックスタンドについても開場当初から設置され、既存のスタンドの上部に増設といったものであった。2005年10月にサイドスタンドの座席化が完了、バックスタンドの増設工事は2006年3月に完了した。これにより収容観客数は17,000人となった。
2009年、日本陸上競技連盟の第一種陸上競技場基準を満たすために、走路の工事および電光掲示板のフルカラー化工事が実施された。
命名権
2010年9月27日より命名権募集が行われ、11月2日に山梨中央銀行が命名権を取得(2011年3月1日から5年間、年額2,000万円)して、2011年3月1日から山梨中銀スタジアム(略称:「中銀スタ」)の呼称を用いている[1][2][3]
施設概要
グラウンド
- フィールド:天然芝
- フィールド:106 m × 70 m
- 竣工時は寒地型高麗芝であったが、2004年の改修以降は暖地型西洋芝(ティフトン類)と寒地型西洋芝(ライグラス類)の混合となっている。
トラック
スタンド
- 収容人数:17,256人収容(ヴァンフォーレ主催時は17,000人)
- 原則立ち席はなく、全席座席となっている。
- 内訳は普通席がメインスタンド6,050席、バックスタンド6,161席、サイドスタンド4,972席。車椅子用スペースとしてメインスタンド25席、バックスタンド14席、サイドスタンド34席。
- 竣工当初はバックスタンドおよびサイドスタンドは芝生席となっており、かいじ国体では芝生席の上に仮設スタンドを増設するなどして一時的に20,000人収容としている。
- バックスタンド中央にはかつて炬火台が存在し、かいじ国体および高校総体などで使用されていた。第一次改修の座席化の際は残されたが、第二次改修の際スタンド増設の障害になることから撤去されている。
- 屋根:メインスタンド中央上段のみ設置。
- 大型映像装置:東芝ライテック製スーパーカラービジョン(画面部分7.8mx17.6m)。
- 照明設備:1500ルクス照明塔4基とメインスタンド屋根に設置。
主な大会
陸上競技
- 国民体育大会陸上競技選考会
- 全国高等学校総合体育大会山梨大会
- 全日本中学校陸上競技選手権大会山梨県予選
- 山梨県陸上競技選手権大会など
サッカー
- ヴァンフォーレ甲府のホームゲーム
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会
- 山梨県代表の初戦(使用されない場合もある。)、ヴァンフォーレ甲府の初戦。
- 全国高等学校サッカー選手権大会山梨県大会
- 開会式及び決勝戦にて使用される。
その他
スタジアムグルメ・売店
メインスタンドの外側に売店があるが営業していることは稀であり、Jリーグの試合などではシャッターが閉められ営業していない。
Jリーグの試合が開催される場合、バックスタンドに出店が出ている他、2009年より競技場南西側に「ヴァンフォーレパーク」というフードパークが設けられている。メニューはじゃがバターや焼きそばなど定番のものから甲府鳥もつ煮や麦とろご飯など地域特産のものなど色々なものが売られている。また試合によっては「アウェイチームを食べちゃおう」という企画でアウェイチームの名産品が売られることがある。なお、競技場内に売店類が存在しないため一度外に出て購入する必要があり、その場合チケットの半券にスタンプを押すことで再入場が許されている。
補助競技場
山梨県小瀬スポーツ公園補助競技場(やまなしけん・こせスポーツこうえん・ほじょきょうぎじょう)は山梨県甲府市の山梨県小瀬スポーツ公園内にある補助競技場で、陸上競技場のサブグラウンドとして使用されている。
施設概要
交通アクセス
脚注
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:PDFlink 山梨中央銀行プレスリリース 2010年11月2日
- ↑ テンプレート:Cite web
外部リンク
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|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
布勢陸上競技場
(鳥取市)
|style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場
かいじ国体
|style="width:30%"|次代:
県総合運動公園陸上競技場
(沖縄市)
テンプレート:End
テンプレート:小瀬スポーツ公園
テンプレート:Jリーグスタジアム
テンプレート:ヴァンフォーレ甲府の練習場