富来町 (石川県)
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テンプレート:Infobox 富来町(とぎまち)は、石川県能登地方にかつて存在した町である。
2005年(平成17年)9月1日に、志賀町と新設合併して新しい志賀町となり、自治体としては消滅した。
目次
地理
隣接していた自治体
歴史
縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡が存在する。9世紀初頭、富来町の福良津(現在の福浦港と比定される)に渤海使の為に客院を置いたことが日本後紀に記載されている。この福浦港は、能登半島の外浦屈指の良港であったこともあり古くから近くを航行する船が多かった。
そのため、慶長年間から近くに住む日野家が代々かがり火を焚いて航路の安全を見守ってきたが、元禄年間には灯明台が設けられ更に1876年(明治9年)には、日野家当主 吉三郎によって木造の旧福浦灯台が建設され1952年(昭和27年)まで使用された。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、牛下村、生神村、領家七海村[1]、七海村、地頭町村、領家町村、高田村が合併して羽咋郡富来村が成立。
- 1919年(大正8年)9月1日 - 富来村が町制施行、(初代)富来町となる。
- 1954年(昭和29年)11月3日 - 福浦村、熊野村、稗造村、東増穂村、西増穂村、西海村、西浦村と新設合併し、(2代目)富来町が誕生する。当時の人口16,070人。
- 2000年(平成12年) - 国勢調査の人口が10,000人を切る。(9,715人)
- 2005年(平成17年)
行政
町長
代 | 人 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
橋本宇平 | 1954年(昭和29年)11月3日 | 1954年(昭和29年)11月25日 | 町長職務執行者 | ||
1 | 1 | 濱辺半七郎 | 1954年(昭和29年)11月26日 | 1958年(昭和33年)11月25日 | |
2 | 1958年(昭和33年)11月26日 | 1962年(昭和37年)11月25日 | |||
3 | 2 | 岡田秀造 | 1962年(昭和37年)11月26日 | 1966年(昭和41年)11月25日 | |
4 | 3 | 富地重内 | 1966年(昭和41年)11月26日 | 1970年(昭和45年)11月25日 | |
5 | 4 | 町居一郎 | 1970年(昭和45年)11月26日 | 1974年(昭和49年)11月25日 | |
6 | 5 | 雲田登 | 1974年(昭和49年)11月26日 | 1978年(昭和53年)11月25日 | |
7 | 1978年(昭和53年)11月26日 | 1982年(昭和57年)11月25日 | |||
8 | 6 | 松田佑興 | 1982年(昭和57年)11月26日 | 1986年(昭和61年)11月25日 | |
9 | 1986年(昭和61年)11月26日 | 1990年(平成2年)11月25日 | |||
10 | 1990年(平成2年)11月26日 | 1994年(平成6年)11月25日 | |||
11 | 1994年(平成6年)11月26日 | 1998年(平成10年)11月25日 | |||
12 | 1998年(平成10年)11月26日 | 2002年(平成14年)11月25日 | |||
13 | 2002年(平成14年)11月26日 | 2005年(平成17年)8月31日 |
- 町長 - 松田 佑興(まつだ・ゆうこう)
学校教育
高等学校
中学校
- 富来町立富来中学校
小学校
- 富来町立富来小学校
社会教育
図書館
- 富来町立図書館
交通
道路
- 一般国道
- 県道
- 主要地方道
- 一般県道
- 石川県道293号羽咋巌門自転車道線(羽咋健民自転車道)
- 道の駅
バス
観光
名所・旧跡
富来町出身の有名人
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 領家七海は、1943年に隣接する七海へ編入され消滅。