安中駅
安中駅(あんなかえき)は、群馬県安中市中宿にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線の駅である。
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。1番線と3番線があるが、かつては単式・島式ホーム2面3線で2番線が存在していた。
直営駅(管理駅)で、群馬八幡駅 - 横川駅間の各駅を管理する。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月6日をもって営業終了し撤去された。Suica対応自動改札機が設置されている。
のりば
1 | ■ 信越本線 上り | 高崎方面 |
3 | ■ 信越本線 下り | 横川方面 |
貨物取扱・専用線
JR貨物の駅は、車扱貨物の取扱駅となっている。
駅の南側にある東邦亜鉛安中製錬所への専用線があり、福島臨海鉄道宮下駅から常磐線泉駅を経由して亜鉛焼鉱・亜鉛精鉱輸送が行われている。亜鉛精鉱はトキ25000形貨車、亜鉛焼鉱はタキ1200形貨車が使用され、同一の貨物列車で輸送されている。羽前水沢駅への濃硫酸輸送も行われていたが、2008年(平成20年)に廃止された。
かつてはコンテナ貨物も取り扱っていたが、利用減少に伴い1998年(平成10年)10月より倉賀野駅へのトラック代行輸送に変わり、その後1999年(平成11年)4月1日からトラック代行輸送も廃止され直接倉賀野駅で集配するように改められた。
利用状況
2013年度の1日平均の乗車人員は、1,880人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 2,175 |
2001 | 2,126 |
2002 | 2,066 |
2003 | 2,004 |
2004 | 1,912 |
2005 | 1,908 |
2006 | 1,902 |
2007 | 1,918 |
2008 | 1,924 |
2009 | 1,879 |
2010 | 1,874 |
2011 | 1,886 |
2012 | 1,889 |
2013 | 1,880 |
駅周辺
駅前にはロータリーがあり、バスとタクシーののりばとなっている。長野新幹線の安中榛名駅とは7キロ離れており、同駅までのバスが発着している。
安中駅がある場所は、旧安中宿に近いわけではなく、旧中仙道の板鼻宿と安中宿のほぼ中間に位置する。安中駅から北東方面に向うと板鼻宿があり、西に向うと安中宿がある。いずれも古い宿場町の風情を残した町並みはあるが、安中駅付近には旧中仙道の風情はほとんど残されていない(もともと、安中駅がある場所は宿場町間を結ぶリエゾン区間にすぎなかった)。
バス路線
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
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安中市役所 | 群馬バス | 休日運休 松井田支所行に連絡 | |||
ベイシアモール入口、上豊岡 | 高崎駅 | 群馬バス | 休日運休 | ||
ベイシアモール入口、山崎、秋間小学校前 | 安中榛名駅 | ボルテックスアーク | 土休日運休 | ||
山崎、秋間小学校前 | 秋間中関 | 休日運休 | |||
市役所入口、碓氷病院前、花の木 | 柿平 | 休日運休 | |||
市役所入口 | 碓氷病院前 | 休日運休 | |||
安中市役所 | 土休日運休 | ||||
間仁田・岩野谷線 | 新島学園前、学習の森、松栄 | 安中市役所 | 安中タクシー | 乗合タクシー 休日運休 | |
古城団地、長坂、須山、新島学園前 | 安中市役所 |
歴史
- 1885年(明治18年)10月15日 - 開業。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 専用線発着のコンテナ貨物の取扱を開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物が継承。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 駅フロントでのコンテナ貨物の取扱を開始。
- 1998年(平成10年)10月3日 - コンテナ輸送が自動車代行化。
- 1999年(平成11年)4月1日 - コンテナ貨物の取扱を廃止、自動車代行輸送終了。
- 2006年(平成18年)
- 2008年(平成20年)3月15日 - ダイヤ改正、濃硫酸輸送列車(高崎操車場 - 当駅間で運行)の設定を廃止。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカードSuicaの利用が可能となる。
- 2012年(平成24年)2月6日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」営業終了。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color信越本線