大内山駅
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大内山駅(おおうちやまえき)は、三重県度会郡大紀町大内山にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
駅構造
南側に単式ホーム1面1線、北側に島式ホーム1面2線と、合計2面3線のホームを有する地上駅。二つのホームを屋根のない跨線橋が結んでいる。のりばは南から1番線、2番線、3番線となっている。
木造駅舎は撤去され、2002年(平成14年)からは新しい待合所だけの駅となった。これは単式ホームの南側に設置されている。そしてこの脇には駅の待合所より立派な「大内山駅前休憩所」が置かれており、この中にトイレの設備がある。またこの待合所の内部には、旧駅舎の駅名の看板も展示されている。紀伊長島駅管理の無人駅となっている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color紀勢本線 | 下り | 尾鷲・新宮方面[1] |
2・3 | テンプレート:Color紀勢本線 | 上り | 松阪・名古屋方面[1] |
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 54 |
1999年 | 53 |
2000年 | 49 |
2001年 | 49 |
2002年 | 47 |
2003年 | 41 |
2004年 | 37 |
2005年 | 38 |
2006年 | 48 |
2007年 | 52 |
2008年 | 50 |
2009年 | 42 |
2010年 | 37 |
2011年 | 35 |
2012年 | 41 |
駅周辺
唐子川が大内山川に注ぐ地点に近く、駅周辺ではこれらの河川に沿って集落が散在する。駅の南側は2005年まで存在した旧大内山村の中心集落となっていて、商店などが立地するほか、大紀町役場大内山支所(旧大内山村役場)、大紀町立大内山小学校がある。また大内山郵便局が駅前に置かれている。
道路は大内山川に沿って国道42号が走っている。
- 大内山野鳥観察舎 - 大内山小学校内(ただし管理は大紀町教育委員会)
- 頭之宮四方神社 - 国鉄時代は11月第三日曜日の例祭時に、優等列車が停車していた。
- 大内山動物園
- 熊野古道伊勢路
- 大内山海洋センター
歴史
- 1927年(昭和2年)11月13日 - 国鉄紀勢東線の伊勢柏崎駅から当駅までの延伸に伴い開業。
- 1929年(昭和4年)4月26日 - 紀勢東線が当駅から紀伊長島駅まで延伸。途中駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅 - 新鹿駅間の開通に伴う線路名称改定により紀勢本線所属となる。
- 1983年(昭和58年)12月21日 - 無人化[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に承継。
- 2002年(平成14年) - 旧来からの木造駅舎が撤去され、新しく待合所が設置される。